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フラットな音と強力な低音、レバー切替で選べるイヤフォン「MUIX IX1000」

 iSOUNDは、1モデルで2種類の音質が楽しめるカナル型(耳栓型)イヤフォン「MUIX IX1000」を4月15日に発売する。一部店舗で先行販売され、価格はオープンプライス。店頭予想価格は3,480円前後(税込)。一般販売は5月15日を予定している。カラーはBLACK/WHITE/RED/GREENの4色を用意する。

IX1000(BLACK)

 イヤフォン本体内の空気の流れをコントロールする独自のAC(Air Cycle)Control Technologyを備え、ハウジング部のレバーを動かすことで2種類の音質が楽しめる「Dual Sound System」が特徴。低域と高域のバランスを重視した「Flat Sound」と、力強い低域とビート感を持たせた迫力のあるサウンドの「Active Bass」の2種類から選択でき、専用の工具などは不要で切り替えられる。

ハウジング上部のレバーで音質を選べる。写真は「Flat Sound」の状態
「Active Bass」に切り替えたところ
イヤーピースを外したところ

 iSOUNDが手掛けるMUIX(ミュイクス)ブランドのイヤフォン第2弾モデル。'14年10月に発売した「IX3000」は、より原音に忠実な上位モデルとして引き続き販売する。新モデルのIX1000は、IX3000と同サイズの10.1mm径ダイナミック型ユニットだが、より耐久性を高めた振動板を採用。IX3000のハウジングはアルミ製だが、新モデルのIX1000はプラスチック製という違いもある。なお、ヘッドフォン/イヤフォンイベントの全国ツアー「ポタフェス 2015 Limited」でも試作機を出展しており、今後の福岡(11日)や沖縄(19日)などでも試聴できる予定。

BLACK
WHITE
RED
GREEN

 ケーブルはフラットタイプで、iOS/Android対応のリモコンも装備。曲の再生/一時停止や、曲送り/戻し、iPhoneなどのSiri呼び出しが行なえる。ケーブルと端子の接続部分には、断線防止の仕上げを施している。プラグは4極のステレオミニ。

 再生周波数帯域は20Hz〜20kHz、音圧感度(1kHz)はActive Bass時が95±3dB/mW、Flat Sound時が97±3dB/mW、インピーダンスは16Ω、最大入力は20mW。付属イヤーピースはS/M/Lの3サイズ。

ケーブルに備えたリモコン部
ヘッドフォンなどを評価するサイトのGolden Earsによる周波数特性の測定結果。Flat Sound(緑の線)と、Active Bass(青い線)で、結果が大きく異なる

絶妙なバランスで低域強化が可能な新機能

ウォークマン「NW-A16」で聴いた

 「MUIX IX1000」を、ウォークマン「NW-A16」との組み合わせで聴いてみた。最初にレバーを「Flat Sound」に合わせて聴くと、既発売モデルのIX3000の特徴でもある低域から高域までのバランスの良さを継承しつつ、やや元気の良いサウンドにチューニングしたような印象を受ける。約3,500円というダイナミック型イヤフォンながら、キレが良く繊細な高域と、スピード感のある低域を、上手く両立させていると感じる。おそらく、ユニット製造を手掛けるメーカーならではのノウハウも詰め込まれているのだろう。

 レバーを「Active Bass」へ切り替えると、明らかなレベルで低域の力強さが増す。全体の輪郭としては若干膨らむものの、音の芯が過度にぼやけたり、高域を覆い隠すというほどではなく、絶妙なラインでタイトさをキープしているようだ。ボーカル重視のポップスなど、ここまでの低域が必要ではない曲もありそうだが、例えば電車内など騒音下でも低音を逃さず味わいたいといった場合にも便利に使えそうな機能だ。

 iSOUNDによれば、今後さらにハイエンドなモデルも投入予定とのこと。モニターサウンドを追求した既存モデルIX3000に続き、今度のIX1000は、より幅広い人が気軽に高音質を楽しめる製品として、確かな力を持つモデルと言えそうだ。

(中林暁)