ニュース
iOS/iPadOS 18.4登場。「Apple Intelligence」日本語対応、Vision Proミラーリングも可能に
2025年4月1日 11:40
アップルは4月1日、iPhoneやiPad向けの新OS「iOS/iPadOS 18.4」と、Mac向け新OS「macOS Sequoia 15.4」の提供を開始した。新OSでは、同社のAI機能「Apple Intelligence」が日本語に対応している。
Apple Intelligenceが利用できるiPhoneは、iPhone 16eを含むiPhone 16シリーズと、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max。iPadはiPad mini(A17 Pro)とM1以降のiPad。
また“空間コンピュータ”「Apple Vision Pro」向けにも新OS「visionOS 2.4」が登場、こちらでもApple Intelligenceが利用可能になっている。
Apple Intelligenceが日本語に対応したことで、「作文ツール」や画像生成機能「Image Playground」、オリジナルの絵文字生成機能「ジェン文字」が利用可能になった。
写真アプリでは、自然な言葉づかいでの検索が可能で、例えば「赤いドレスを着て踊っているマヤ」など、探しているものを説明するだけで該当する写真やビデオを検索できる。不要な対象物や人物が写真のフレームの中に写り込んでしまった場合に、その対象物を消去できる「クリーンアップツール」も利用可能。
音声アシスタント「Siri」の会話能力も向上しており、「ユーザーが言葉につまづいても話についていきながら、1つのリクエストから次のリクエストへと文脈を保てる」という。Siriと作文ツールにはChatGPTも統合されており、ユーザーはアプリを切り替える必要なく、ChatGPTを活用することもできる。
Vision Proでは、新アプリ「空間ギャラリー」が登場した。アップルが厳選した空間写真、空間ビデオ、パノラマ写真が用意されたアプリだといい、提供開始時点ではレッドブル、シルク・ドゥ・ソレイユ、ポルシェといった有名ブランドが提供するストーリーや体験を視聴したり、「セヴェランス」「ザ・スタジオ」「ザ・モーニングショー」などのApple Originalの舞台裏を見たり、バッド・バニー、チャーリーxcx、キース・アーバンなどのトップアーティストたちのトークを聴くことができる。
ゲストユーザー向けの機能強化も行なわれており、ユーザーは近くにあるiPhone、iPadを使って、Vision Proでのゲストユーザのセッションを開始できるようになった。ゲストのVision Pro体験をより簡単に導けるように、ユーザーはゲストが利用できるアプリを選択したり、iPhoneのAirPlayでビューミラーリングを開始したりできる。
またVision ProユーザーのiPhoneには新アプリ「Apple Vision Proアプリ」が用意された。アプリやゲームのダウンロード予約、ヒントの閲覧など、自身のVision Proに関する素早くアクセスできるほか、現在のOSバージョンの確認、デバイスのシリアル番号の確認などが可能。