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カシオ、鼻歌から自動作曲するiOSアプリにYouTubeアップ機能。コンテストも

 カシオは16日、短いメロディを口笛や歌声で入力するだけで、1曲まるごと自動作曲できるiPhoneアプリ「Chordana Composer」(コーダナコンポーザー)をVer.2.0.1にアップデート。新たに、制作した曲をYouTubeにアップロードする機能や、着信音/MIDIデータに変換してメール送信する機能、作曲用のドレミボタンなどを追加した。

 AppStore価格は600円(税込)。対応OSはiOS 8.0以降で、対応機種はiPhone 5/5c/5s/6/6 PlusとiPod touch。

Chordana Composer

 作曲や楽器の知識が無くても、思いついた1~8小節分のメロディをもとに口笛や歌声でiOS端末のマイクから入力することで、イントロやエンディング付きのオリジナル曲を作れるアプリ。画面上の鍵盤を弾いたり、音符を選んで五線譜上に配置することでも入力可能。メロディ入力後に、「ポップス」や「ロック」などのジャンルと、3種類の曲調から好みのものを選ぶだけで自動作曲が行なえる。

 Ver.2.0.1では、作曲用の新機能として、鍵盤入力が苦手なユーザー向けに音階名を表示したドレミボタンを追加。曲のジャンルは4種類追加され、計9種類に拡大。助奏(オブリガート)の有無の指定や、MIDIデータに出力する機能も備えた。

 作曲した曲を五線譜付の動画にしてYouTubeにアップロードする機能や、着信音やMIDIデータに変換し、メールで送れる機能を追加。なお、受け取った着信音のデータをiPhoneに着信音として設定するには、パソコンからiTunes経由で転送する必要がある。楽曲ファイル(AAC形式)をAirDropを使って別のiOS端末に直接転送することも可能。

 このほか、別売のiOS対応MIDIインターフェイスを介した、同社の「光ナビゲーションキーボード」との連携機能も強化。従来は作曲したメロディ(右手パート)をキーボードの光でガイドできたが、Ver.2.0.1では伴奏(左手パート)も光ってガイド可能となった。

ドレミボタンを使った作曲も可能に

 カシオでは、Chordana Composerを使ったオリジナル曲のYouTube動画を募集するコンテストを開催。アプリのみを使って制作した曲の「Basic部門」と、曲に楽器演奏やボーカルも加えた「編集部門」を用意し、応募期間は7月16日から8月31日まで。

 YouTubeの楽曲視聴回数とFacebookの「いいね」の合計数を7月16日~9月30日まで集計。各部門で1位を獲得したユーザーには、iTunesコード10,000円分が進呈される。詳細は告知ページを参照のこと。

iTunesで購入

(庄司亮一)