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50万円プレーヤー「AK380」を高出力化するジャケット型アンプ。99,980円

 アユートは、Astell&Kernのハイエンドハイレゾオーディオプレーヤー「AK380」と組み合わせて利用する専用ポータブルヘッドフォンアンプ「Astell&Kern AK380 アンプ メテオリックチタン(AK380-AMP-MT)」を9月18日より発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は99,800円前後。

Astell&Kern AK380 アンプ メテオリックチタン(AK380-AMP-MT)

 AK380はハイエンドのポータブルオーディオプレーヤー(499,980円/税込み)だが、「その原音再生能力を一切スポイルすることなく、ハイインピーダンスヘッドフォンを高出力でドライブできる」という専用のヘッドフォンアンプとなる。AK380下部のUSB端子と直接接続することで、バランス伝送が行なえ、AK380からコントロールが行なえる。

AK380とドッキング
USB経由でバランス接続

 また、3,400mAhのバッテリを内蔵し、長時間の連続再生が行なえることも特徴。AK380のデザインコンセプトを踏襲し、ドッキング時に1つの製品となるよう設計。外観素材はアルミニウムで、アンプに搭載の専用固定ネジでAK380を固定できる。

 出力端子はステレオミニのアンバランス出力と、2.5mm/4極ミニのバランス出力を装備。接続するヘッドフォンにあわせて出力ゲインのLow/Highを選択可能で、Low時の出力レベルはアンバランス:2.1Vrms、バランス:2.1Vrms(負荷無し)、Highでは、アンバランス:4.1V/rms、バランス 8.1Vrmsとなる。

 Highゲインを選択すると、Lowの約4倍の出力(バランス時)が得られ、ハイインピーダンスのヘッドフォンもしっかりドライブできるとしている。なお、AK380本体の出力レベルはアンバランス:2.1Vrms、バランス:2.3Vrms(負荷無し)。

オーディオ回路のブロック図
AK380と一体化。ネジも専用

 推奨ヘッドフォンインピーダンスは、最大600Ω。アンバランス時の再生出力レベルはLowゲインで135mW(32Ω)、Highゲインで461mW(同)、バランス時はLowで128mW(32Ω)、Highで1,616mW(32Ω)。SN比はアンバランス時で110dB(Low)/113dB(High)、バランスで110dB(Low)/114dB(High)。

 バッテリは、内蔵リチウムポリマーで容量は3,400mAh。アンバランス時約9時間、バランス使用時約7時間の再生が行なえる。外形寸法は約128.4×80.7×10.3mm(縦×横×厚み)、重量は約163g。

Astell&Kern AK380 アンプ メテオリックチタン

(臼田勤哉)