ニュース
ケーブル4Kで、西部警察ロケ地巡礼番組。石原プロが新作4K映画や過去作4K化も
(2015/12/1 21:15)
日本ケーブルテレビ連盟は既報の通り、初の全国統一編成による4K専門チャンネル「ケーブル4K」を12月1日11時に開局。これを記念し、ケーブル4Kで放送される番組「西部警察 全国キャラバン!! ロケ聖地巡礼」にちなんだ開局記念イベントが、東京・二子玉川ライズ内のiTSCOM STUDIO & HALLにて開催された。会場では西部警察関連の展示や番組上映会のほか、トークショーも行なわれた。
「西部警察 全国キャラバン!! ロケ聖地巡礼」は、'79~'84年に放送された「西部警察」の舞台となった、全国各地のロケ地を、石原プロモーションの俳優・舘ひろしや徳重聡らが巡り、「ロケ地の過去と現在をつなぐ」という全10話の紀行番組。“大門軍団団長”渡哲也の「感謝の気持ちを伝えよう」という提案でスタートしたもので、当時、西部警察の地方ロケに協力した人々を訪ねていく。収録は4Kカメラで行なわれている。
放送スケジュールは、12月1~4日(第1週)と12月26~31日(第5週)が「北海道篇」。12月5~11日(第2週)は「山形篇」、12月12~18日が「宮城篇」、12月19~25日が「静岡篇」。放送時間は10時~10時45分、16時~16時45分、22時~22時45分。CATV事業者が提供する4K受信用セットトップボックス(STB)と4K対応テレビを使って視聴できる。
同番組は、石原裕次郎生誕80周年を記念し、石原プロモーションと全国のケーブルテレビ局が協力して行なう「4K未来映像プロジェクト」の一環として進められているもの。同プロジェクトでは同番組のほかにも、石原プロモーションが製作する新作4K映画に向けた、新人発掘オーディション企画などを実施。さらに映画「黒部の太陽」など、石原プロのアーカイブ作品の4K化も予定している。
ゆうたろう、徳重に「そろそろ自分を石原プロに入れて」
二子玉川ライズ内の「iTSCOM STUDIO & HALL」で開催されたトークショーには、「西部警察 全国キャラバン!! ロケ聖地巡礼」に出演する徳重 聡と、石原裕次郎のものまね芸人のゆうたろうが登場。
西部警察はリアルタイム視聴ではなく、学生時代にサッカー部の寮で再放送を初めて観たという徳重。これまでに訪れた北海道や山形県、宮城県での撮影の様子や裏話を交えながら、「西部警察で出てくる、カーチェイスや爆破シーンの数々。ありえない映像をちゃんと実現するからくりがあって、それを支えたのが地元の方々の協力だった」と振り返った。収録は既に神戸まで終了し、今後は香川、岡山、広島、福岡と巡る予定だという。
また、自身のデビュー作である「西部警察 SPECIAL」('04年放送)での撮影エピソードにも触れ、「(バスの爆破シーンでは)爆風の凄さは映像でも伝わると思うが、実際には背中を押されるような爆風の熱さや石が飛ぶといったこともあって、撮影現場の苛酷さを感じた。実際の爆破を味わってみて、30年前にこんな撮影をしてたのかと思うと凄いなと思った」とコメント。
トークショーの終盤では、ものまね芸人のゆうたろうが「そろそろ自分を石原プロに入れて欲しい。(西部警察の)峰さんの枠で」と徳重に持ちかける一幕も。徳重は「ある時まで先輩だと思ってました」と応じるなど、2人のトークショーは実際に石原プロの先輩と後輩のような雰囲気で進んだ。
最後に「西部警察は永遠。プロジェクトは第2弾、第3弾と続く。日本人魂をここで見せて欲しい。応援してください」(ゆうたろう)、「地方ロケの現場を巡る撮影はこれからも続く。新作の4Kアクション映画にもご期待ください」(徳重)と締めくくった。