ニュース

フォステクス、ハイレゾをシンプルに楽しむDACとスピーカー。合わせて約6万円

 フォステクスカンパニーは、ハイレゾ対応のコンパクトオーディオ製品として、USB DAC「FS-3DA」と、アクティブスピーカー「FS-4AS」を12月下旬に発売する。価格は、「FS-3DA」が19,000円、「FS-4AS」が39,000円(ペア)。FS-4ASは、バッフル面がブラック(B)とホワイト(W)の2モデルを用意する。

USB DAC「FS-3DA」
アクティブスピーカー「FS-4AS」(ブラック)

 ハイレゾをシンプルに楽しめるという「FSシリーズ」の新モデル。アナログ音声入力にも対応した96kHz/24bit対応DACと、 高解像度や中低域のリアリティを追求し、奥行き感のある音場を実現したというアクティブスピーカーを用意する。

パソコンとの組み合わせ例

デジタル入力2系統/アナログ入力も備えたDAC「FS-3DA」

 96kHz/24bit対応のUSBと光デジタル音声入力のほか、アナログ音声入力を備えたDACで、ヘッドフォンアンプも内蔵。USBバスパワー駆動で、Windows/Macの標準ドライバで動作。アクティブスピーカーやヘッドフォンなどへ出力できる。

FS-3DA

 ヘッドフォンアンプ出力は100mW×2ch(32Ω)。周波数特性は20Hz~40kHz。消費電力は最大2.5W。筐体はアルミ製で、ヘアライン仕上げ。両サイドには木目調パネルを使用している。外形寸法は150×121×41mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約700g。USBケーブルや、RCAケーブルが付属する。

背面

アクティブスピーカー「FS-4AS」

 100mm径ウーファと19㎜径ツイータで構成する2ウェイのブックシェルフ型スピーカー。ウーファにはアルミダイキャストフレームを採用し、わる不要な振動の影響を抑制。振動板はクラフトパルプを基本とした天然繊維を使用し、表面には特殊なコーティングで剛性を高め、小型ながら表現力豊かな中低音を再現するという。エッジにはブチルゴムを使用。振動板の分割共振を適度に吸収し、大入力にも対応可能としている。

FS-4AS(ホワイト)

 ツイータはソフトドーム型(UFLC)。磁気回路には磁性流体を使用し、温度上昇を抑え、安定した 動作を実現したという。ハイレゾ音源の40kHzまでの高域もカバーする。

背面

 エンクロージャはバスレフ型。バッフルは18mm厚、その他は12mm厚のMDF材を組み合わせた。補強木の配置により箱鳴りを抑え、強度を確保。不要な共振による音の濁りの低減を図っている。

 ウーファ用に25W、ツイータ用に16WのクラスDアンプを搭載。それぞれの帯域を専用に増幅するバイアンプ構成により、ドライバユニットの特徴を引き出すという。フロントにボリュームと省電力モード用スイッチを備え、手動でオン/オフ設定ができる。

 消費電力は50W(スタンバイ時0.5W以下)。外形寸法は、150×192×237mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.3kg。ACケーブルとRCAケーブルを同梱する。

(中林暁)