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TI、4K DLPプロジェクタ向けの0.67型DMDチップ開発。春に供給開始

 日本テキサス・インスルメンツ(TI)は、ホームシアターや業務用のDLPプロジェクタ向けに、4Kに対応した0.67型のDMDチップを開発した。2016年の春に供給を開始する予定。米ラスベガスで現地時間の6日からスタートしたCES 2016でデモも実施する。

4Kに対応した0.67型のDMDチップ

 デジタル・シネマ上映用のDLP Cinemaテクノロジーをベースに開発された、DLP 4K UHDチップセット。400万枚の微小なミラーで構成するDMDは、1秒間に9,000回以上のスイッチング動作が可能で、毎フレームに2個の分離したピクセルをスクリーンに投写し、4Kのフル解像度を実現するという。

 高いコントラストも実現でき、高画質なイメージ・プロセシング機能も組み合わせている。ワンチップであるため、アライメント調整も必要ないという。

 フルHD用の0.65型と同程度に小さな、0.67型であるため、コストも低減。ランプ、LED、レーザーなどの、様々な光源が利用できる。

(山崎健太郎)