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Under Armourコラボの心拍測定イヤフォンや、Mark LevinsonのUSB DAC搭載プレーヤー
(2016/1/9 19:17)
ハーマンインターナショナルは、「CES 2016」に合わせてJBLやAKG、Mark Levinsonなど各ブランドのオーディオ/車載製品などを発表。JBLのヘッドフォンやスピーカー、Infinityのカーオーディオ、Mark Levinsonのハイレゾ対応ネットワークプレーヤーなど多数の新製品が披露された。
JBLのコラボヘッドフォンや、周囲の音が聴こえるNC技術など
JBLの新モデルとして、スポーツブランドとして人気のUnder Armour(アンダーアーマー)とコラボレーションしたスポーツ向けBluetoothイヤフォン「UA Wireless Bluetooth Sport Headphone」を展示。
同じくコラボモデルの「UA Heart Rate BT Sport Headphones」は、製品名の通り心拍測定も可能な耳掛けのBluetoothイヤフォン。イヤーチップ部で心拍(脈拍)データを計り、Bluetoothでスマホなどに伝送してモニタリングできる。
「JBL Response」は、タッチコントロールが可能なネックバンドを備え、IPX4仕様。内蔵バッテリの連続使用時間は10時間。
JBLのポータブルBluetoothスピーカーにもリニューアルモデルが登場、カラビナ付きの「Clip 2」は、フロントグリルの素材を手触りの良いファブリック調に変更したほか、IPX7防水にも対応。5色展開で夏に発売する。シリーズ3代目モデルの「CHARGE 3」も同様に素材を変更しているほか、IPX7もサポート。価格は200ドル以下としている。
参考展示として、周囲の騒音を低減するアクティブノイズキャンセリング(NC)を安全に活用するという技術「Audio Augmented Reality(AAR)」も紹介。NCを使って音楽を聴く際に、緊急車両がサイレンを鳴らして通るなど特別な状況では、周りの音を聞こえやすくするというもの。
展示された試作機には7つのマイクと1つのDSPを備え、あらかじめ登録されたサイレンや、犬の鳴き声などをマイクがとらえると自動でNCを止めて周囲の音が聴こえるようにすることを紹介していた。緊急事態だけでなく、作業中などに自分の名前を呼ばれると、それを判別して呼ぶ声が聴こえるようになるといった利用も想定。同技術の採用時期については検討中としている。
Mark LevinsonのTIDAL対応プレーヤーやDAC内蔵プリアンプ
ハイエンドオーディオのMark Levinsonからは、音楽配信やCD、Bluetoothなど様々な再生に対応したプレーヤー「No519」と、DAC内蔵プリアンプ「No526」が登場した。
「No519」はEthernetとWi-Fiを備え、TIDALやSpotify、Rhapsody、Deezerなどのストリーミング音楽配信サービスが受信可能なほか、CDやBluetooth再生も可能なプレーヤー。USB DACも備え、DSDや192kHz/24bit PCMなどのハイレゾ再生も可能。DACIチップはESS Sabre32。音質補間技術のClari-Fiも搭載する。7月発売で価格は17,000ドルの見込み。
「No526」は、USB DACやMM/MC対応のフォノ入力などを備えたプリアンプ。DACチップはESS Sabre32。Clari-Fiも搭載する。デジタル入力はUSBや光/同軸デジタル、AES/EBUバランスを合わせて6系統備える。5月発売で15,000ドルの見込み。