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iFI-Audio、USBオーディオの再クロック/電源再生成を行なう「nano iUSB3.0」

 トップウイングは、英iFI-Audioの新製品として、USB経由のPCオーディオにおいてジッターや電源ノイズの除去が行なえるという「nano iUSB3.0」を2月13日に発売する。価格は3万円。

nano iUSB3.0

 PCとUSB DACなどの間に接続することで、USBオーディオデータを再クロック/再生成して出力する製品。DC 9V入力を備え、USBからの電力を再生成して出力することも可能。nanoシリーズとして初のDCアダプタ接続による据え置き型モデルとなる。

 フランスの戦闘機・ラファールに使われている軍事用レーダー技術をオーディオ向けに応用したアクティブ・ノイズ・キャンセレーションを搭載。ノイズ信号と逆位相の信号を発生させることでさまざまなノイズを能動的に打ち消すという。これにより、ノイズフロアを0.5μV(0.0000005V)まで改善している。

 さらに、オーディオのデータストリームを再クロック/再生成/反復させる「REclock」、「REgenerate」を搭載し、ジッターを除去。USBオーディオ信号を“再バランス化”し、ノイズ低減を図る「REbalance」も備える。電源ラインには独自技術「IsoGround」を備え、パソコンのUSBからのアースの影響を防いでいる。

 出力側のUSB端子はデュアルポート仕様。片側が電源とオーディオ信号の2つのUSB端子に分かれた、同社の「GEMINI デュアルヘッドUSBケーブル」も使用でき、スマートフォン/タブレットや、同社のポータブルアンプ/USB DAC「micro iDSD」への急速充電も可能。消費電力は15W以下。外形寸法は68×87×28mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約141g。

出力側のUSBは、電源用と、電源+オーディオ用の2系統
底面
天面

(中林暁)