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DSD 24.6MHz/PCM 384kHz対応のフルバランスDAC「AIT-DAC-zn1」

 zionoteは、DSD 512(24.6Mhz)やPCM 384kHz/32bitまで対応する、AIT-LABのフルバランスDAC「AIT-DAC-zn1」を22日より発売する。ESSのDACチップ「ES9018」を左右チャンネルで各1基備えているのが特徴。価格は34万3,800円。

AIT-DAC-zn1

 AIT-LABは、映像機器メーカーで機器開発に携わってきたエンジニアが、趣味のオーディオから立ち上げた研究所的ブランド。

 USBと光、同軸デジタルの各入力を装備したDAC。DACチップはESS「ES9018」×2で、デュアルモノラルのフルバランス回路構成とした。アナログ出力は、XLRのバランスとRCAアンバランスを備える。入出力は全系統アイソレート設計。有料オプション(5,000円)で、AES/EBUの入力もサポートする。

 サンプリング周波数は、DSD 512/256/128/64と、PCM 384/352.8/192/176.4/96/88.2/48/44.1kHzをサポートし、USB接続時はDSD 512(22.6/24.6MHz)やPCM 384kHz/32bitまで対応。USB入力はUSB Audio Class 2.0をサポートする機器で利用でき、ASIOドライバにも対応する。光、同軸デジタル、AES/EBUはいずれも192kHz/24bitまで。

 PCMからDSDへのリアルタイムコンバート再生にも対応し、OFF/128/256/512から選んで切り換えできる。デジタルフィルタの最適化により音の再現性を高めたという。DACの動作状況は前面の表示窓で確認できる。

 独自技術でジッタを抑制し、音切れなどを起こさず安定した状態で最高音質を楽しめるとしている。また、3モードのVCXO(電圧制御型水晶発振器)をES9018のマスタークロックに採用し、発振周波数を45.1584MHz/49.152MHzに設定。直接供給による音質向上を図った。

前面の表示窓にDACの動作状況を表示
AIT-DAC-1(上段)にプリアンプとパワーアンプ(発売準備中)を組み合わせたところ

 DACのI/Vは8回路で構成され、測定により最適な組み合わせで選別して使用。後段のローパスフィルタにはFDNR(周波数依存負性抵抗)型のものを採用し、SN劣化を最小化したとする。SN比は115dB、出力レベルは1kHz/2Vrms、THD+Nは0.001%以下(20Hz〜20kHz)。

 高性能な専用スポットレギュレーターを12ch以上搭載し、回路の高精度化と安定化を実現。高周波バイパスコンデンサにはフィルムコンデンサを採用。シグナルパスをシンプルにし、低インピーダンス設計とした。

 デジタル、アナログ、電源部が分れた設計を採用。電源にはACトランスを4基搭載し、DAC用のデジタル段、DACチップ、ローパスフィルタの各電源を左右チャンネルで分離している。外形寸法は430×320×70mm(幅×奥行き×高さ)。

(庄司亮一)