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AKとJH Audioコラボのイヤフォン「ROSIE」。約14万円のエントリー機

 アユートは、Astell&KernとJerry HarveyAudioがコラボレーションしたイヤフォン新モデル「ROSIE(ロージー)」を5月27日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は139,980円(税込)。

ROSIE

 Astell&KernとJH Audioのパートナーシップ契約により生まれた「THE SIREN シリーズ」ユニバーサルタイプ・インイヤーモニターのエントリーモデル。低域/中域/高域に各2基、計6基のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバを搭載。メタルボディや新ドライバを採用した新世代機種としている。

 JH AudioのJerry Hervey氏は「人気モデルであった JH13を連想させるモデル。JH13の伸びやかでクリアーかつシルキーな中高域に、Roxanneの厚みを取り入れています。THE SIRENシリーズのエントリーモデルでありながら、上位モデルのエッセンスをふんだんに取り入れたそのクオリティは、ユーザーに驚きを与えてくれるでしょう」とコメントしている。

AKとJH Audioのロゴを左右のハウジングにデザイン

 ベゼルを含むボディ全体にアルミを採用。高い剛性により低域のレスポンスを高めている。フェイスプレートにはカーボンを使用する。上位モデルのLaylaやAngieと同様に、新設計のカスタムBAドライバを搭載。歪みを抑えて伸びのある高域用ドライバと、10Hz~5kHzまでは完全なフラットという中域用ドライバ、急峻な減衰特性を持つ24dB/octのローパスフィルタで事実上歪みの無い設計とした低域用ドライバを備える。

 多数のドライバ構成での時間軸と各帯域の位相を制御する独自の「FreqPhaseテクノロジー」を搭載。ステンレススチール製のチューブ型ウェーブガイドが各ドライバの信号を0.01ミリ秒以内に確実に到達させるという。

 ケーブルには低域調整機能「Variable BASS output Adjustable Cable」を搭載し、ユーザー自身で低域(10~100Hz)の調整が行なえる。調整範囲は、0~+15dBで、低域を一番下げた状態で完全なフラットになるように設計したという。

 ケーブルは着脱式で、端子は独自の4pinアルミニウムコネクタ。安全で強固な接続を実現し、汗やホコリからも守るという。米国ハイエンドオーディオケーブルブランド「MOON AUDIO」製のイヤフォンケーブルを採用し、3.5mm/3極プラグと、2.5mm/4極のAKバランス用ケーブルの2タイプが付属する。

プレーヤーとの接続例
イヤフォン部の端子は4pin

 周波数特性は10Hz~23kHz、感度は117dB/1mW、インピーダンスは17Ω。オレンジのアルミニウム製キャリングケースや、ラバーイヤーピース(S/M/L)、フォームイヤーピース(S/M/L)、スクリュードライバー(低域調整用)、クリーナーブラシなどが付属する。

付属のキャリングケース
パッケージの内容

(中林暁)