ソニーの3D上映対応のデジタルシネマプロジェクタ

-RealDの3Dシステムに対応。2K/4Kのシステム共用も


3Dプロジェクションレンズユニット「LKRL-A002」

7月8日発表


 ソニーは8日、4Kデジタルシネマプロジェクタ「SRX-R220」が3D上映に対応すると発表した。SRX-R220に、3Dプロジェクションレンズユニット「LKRL-A002」もしくは「LKRL-A003」と、米RealDの3Dデジタルシネマシステムを用いることで、3D上映が可能となる。

SRX-R220に「LKRL-A002」を装着

 これらのシステムはRealDの3Dデジタルシネマソリューションとして供給され、ツインプロジェクションレンズから独立したL/Rの2つの2Kを同時に表示。RealDの3Dフィルターを通過した映像はスクリーン上で1画面に合成され、観客が3Dメガネを装着することで、立体視が可能となる。

 4K/SXRDプロジェクタの「SRX-R220」を利用し、L/Rの2K画像を同時に出力することで、RGB 4:4:4、水平解像度2,048画素の2K/3D映像コンテンツ上映が可能となる。また外部入力で60p上映に対応しているため、映画以外の様々なコンテンツの3D上映も可能という。

 同システムでは、2Kの3D上映と、4Kの2D上映を1台のプロジェクタで提供することが可能なため、3Dだけでない通常の映画の4K上映とシステムを共用できる。また、7月10日から埼玉県川口市の「SKIPシティ映像ホール」で開催される「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2009」において、同システムを用いた国内初の3D上映が行なわれる。



(2009年 7月 8日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]