マランツ、99,750円のBlu-ray Discプレーヤー
-HD音声のデコード/7.1ch出力対応。BD-Liveも
株式会社マランツ コンシューマー マーケティングは、Blu-ray Discプレーヤー「BD7004」を8月下旬に発売する。価格は99,750円。
HDオーディオフォーマットのデコードに対応し、7.1chアナログ出力も備えたBDプレーヤー。BD-LiveやBONUSVIEW機能に対応するほか、DivX HDファイルの再生も可能。BDプレーヤーとしての高機能を追求する一方、アナログオーディオ回路にピュアオーディオグレードのパーツを投入。音楽再生時に映像回路とディスプレイ回路をOFFにして音への影響を抑えるピュアダイレクトモードも備えるなど、音質にもこだわったモデル。
メカニズムを中央にレイアウト。フロントパネルはアルミパネルとガラス繊維強化レジン製の曲面パネルからなる3ピース構成で、異種素材の組み合わせによる分割サブフレーム構造で振動をコントロールする「M-1デザイン」を採用。同じくM-1デザインを採用する、同日発表の薄型7.1ch AVアンプ「NR1501」にマッチするモデルとして提案されている。
デコーダはドルビーTrueHD、DTS-HD Master AudioなどのHDオーディオに対応。HDMI端子からのビットストリーム出力に加え、7.1chのアナログ音声出力にも対応する。アナログ出力は7.1chと2chを各1系統備えており、2ch出力では端子の間隔を大きくとり、大型プラグの接続に対応。映像出力を含め、RCA端子には全て金メッキ処理を施している。
背面 | 付属のリモコン |
HDMI出力は1080/24p出力や、36bit Deep Color、x.v.Colorにも対応。アンカーベイテクノロジーの「ABT1030」も備え、10bit処理の高精度IP変換とスケーリングが可能。DVDビデオを1080pでアップスケーリング再生できる。
映像用DACは、上位モデル「BD8002」にも採用されているアナログデバイセズ製のものを搭載。NSV(ノイズ・シェープド・ビデオ)技術によりビデオ信号のノイズを大幅に低減させている。
再生可能なディスクはBD/DVDビデオ、BD-R/RE(BDMV)、DVD-R/RW、音楽CD、CD-R/RWで、ディスクに記録されたDivX HD動画、MP3/WMA音楽、JPEG静止画の再生も可能。SD/SDHCカードスロットも備え、ファイルの読み込みだけでなく、BD-Liveのダウンロードコンテンツ保存にも活用できる。
同社製アンプの入力切替とボリューム操作が可能なリモコンを同梱。RS232C端子、IRフラッシャー入出力も備え、カスタムインストール時に使用できる。電源ケーブルは着脱式。
出力端子はHDMI、コンポーネント、コンポジット、7.1chアナログ、2chアナログ、同軸デジタルを各1系統用意。デジタル入力は備えていない。ファームアップ用のEthernet端子も備えている。S/Nは115dB。全高調波歪率は0.004%(1kHz)。ダイナミックレンジはBD/DVDの場合は100dB、CDは98dB。外形寸法は440×324×105mm(幅×奥行き×高さ)。重量は4.9kg。
(2009年 7月 15日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]