OJI Special、受注生産のフルデジタルアンプ

-端子などを要望に応じてカスタマイズ。約40万円


DIA-Seven

8月8日発売

標準価格:39万9,000円
(ローカルメールオーダー)

 山陽化成有限会社は、オーディオブランド「OJI Special」の新製品で、「Crystallized」シリーズのデジタルプリメインアンプ「DIA-Seven」を8月8日に発売する。通販サイトのローカルメールオーダーなどで販売され、価格は39万9,000円。受注生産で要望に応じてのカスタマイズも可能。

 「アナログハイエンドA級DCアンプの利点と、デジタルアンプの利点を融合させた」という最大出力60W×2chのデジタルプリメインアンプ。入力からの全ての処理をデジタルで行なっており、スピーカーをバランスドライブできる構成を採用。DACも内蔵しており、光/同軸デジタル入力を各1系統備える。対応は24bit/44.1、48kHz。

 再生音の傾向について同社は「表現力豊かで高音質のA級アンプの技術を投入し、従来のデジタルアンプで苦手だった空間表現とレンジ感の広さを求めた」としている。同社のメモリー再生トランスポート「DPAT Seven 64」などとの組み合わせが想定されている。

メモリー再生トランスポートの「DPAT Seven 64」と組み合わせたところ。上がDIA-Seven、下がDPAT Seven 64背面

 使用パーツを厳選。バランス入力(XLR)端子はノイトリック製で、通常は金メッキ仕上げだが、オプションでロジウムメッキへのカスタマイズにも対応する。日本製のスピーカー端子も、通常の金メッキ端子から純銅にダイレクト金メッキしたタイプにオプションで変更可能。。

 デジタル以外の入力端子は、アナログバランス(XLR)、アンバランス(RCA)を各1系統備えている。消費電力は約150W。外形寸法は430×230×88mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約7kg。


(2009年 8月 6日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]