「ダ・ヴィンチ・コード」の続編「天使と悪魔」BD/DVD化

　株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPE)は、「ダ・ヴィンチ・コード」の続編となる映画「天使と悪魔」を、10月28日にBlu-rayとDVDの2フォーマットで発売する。価格はBD版が4,980円、DVD版が3,990円。

　なお、前作「ダ・ヴィンチ・コード」をセットにした「天使と悪魔/ダ・ヴィンチ・コード ブルーレイ ダブルパック」と「天使と悪魔/ダ・ヴィンチ・コード DVDダブルパック」もラインナップ。BDのパックは7,480円、DVDパックは4,980円となっている。

　BDビデオの単品版と、ブルーレイダブルパックに収録する「天使と悪魔」の本編は、約138分の劇場版に加え、それよりも長い約146分の「エクステンデッド版」も収録するのが特徴。DVD版の本編は、単品版/DVDダブルパックともに138分(劇場版)となっている。

　BDビデオの単品版は、本編ディスクと特典ディスクの2枚組。特典として、本編ディスクには「脚本ができるまで」、「撮影の軌跡」、「予告編集」を収録。特典ディスクには「アンビグラム 制作秘話」、「物語に登場する小道具」、以降BDのみの特典として「真実を求める登場人物たち」、「セルン:人知の限界に迫る」、「ローマは一日にして成らず」、「“啓示の道”:インタラクティブ・マップ(インストラクションビデオ付き)」も収めている。

　本編ディスクはBD-Liveに対応しており、日本初の特典として「cinechat」という機能が利用できる。これはBD-Liveの機能を使い、映画本編を再生しながら、オーバーレイウインドウ内でチャットができるというもの。感想などを書き込むことで、誰かと一緒に映画を観ているかのような感覚が味わえるという。

　利用にはBD-Liveのアカウント作成とログイン作業が必要。友達をチャットに招待するか、されるかでチャットルームに入室。好きなアバターを選び、会話するという流れ。ただし、日本語入力には対応しておらず、日本語を使う場合は表示されるQRコードを携帯電話で読み取るか、PCやiPhone、BlackBerryなどのPDAで専用サイトにアクセス。そこから入力する必要がある。書き込んだ日本語コメントは、BD-Liveのオーバーレイウインドウにも表示される。

cinechatの使用イメージ。沢山の人と話ながら映画を見ているような感覚が味わえる (C)2009 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES,INC. ALL RIGHTS RESERVED.	cinechatのロゴマーク

　ブルーレイダブルパックに収録する「天使と悪魔」、「ダ・ヴィンチ・コード」の仕様は、各単品版と同じ。どちらも特典ディスクを同梱した2枚組で、合計4枚組となる。また、初回生産限定の封入特典として、非売品ブックレットも同梱。単品版にはオリジナル・オーリング・アウターケースが付属。ブルーレイダブルパックには、オリジナル・三方背アウターケースが付属する。

Blu-ray 天使と悪魔/ダ・ヴィンチ・コード ブルーレイダブルパック(4枚組)	DVD 天使と悪魔 コレクターズ・エディション	DVD 天使と悪魔/ダ・ヴィンチ・コード DVDダブルパック(2枚組)

　DVDの単品版には、特典映像として「脚本ができるまで」、「アンビグラム 製作秘話」、「撮影の軌跡」、「物語に登場する小道具」、予告編集を収録。DVDダブルパックに収納するディスクは各単品版と同じ。「ダ・ヴィンチ・コード」のディスクには、特典として劇場予告編集を収めている。

　ダン・ブラウンによる世界的ベストセラー小説を、監督ロン・ハワード、主演トム・ハンクスで映像化し、話題を集めた映画「ダ・ヴィンチ・コード」。「天使と悪魔」はその続編であり、ロバート・ラングドン教授が新たな謎に挑戦する。

　舞台は新しい教皇を選出する“コンクラーベ”を行なうことになった、カトリック教会の総本山ヴァチカン。そこで候補者の枢機卿達が誘拐される事件が発生。ヴァチカンからの依頼で調査に乗り出したラングドン教授は、教会に迫害された科学者達が創設したという秘密結社イルミナティが再び現代に姿を現したのではないかと推理する。

　犯人はスイスの研究所から、恐るべき破壊力を持った“反物質”を盗みだし、ヴァチカンの爆破をも計画。ラングドンは美人科学者ヴィクトリアの協力を得て、謎の真相へと迫っていく……。