【IFA2009】パイオニア、iPodデジタル接続スピーカー
-ケンウッドもiPodデジタル対応の「K-Series」発表
IFA 2009には、デノンやマランツは出展していないものの、パイオニアやケンウッドなど日本のオーディオメーカーも出展している。ここでは国内メーカーの主な出展内容を紹介する。
■ パイオニアは2.1ch BDシアターやiPodデジタルスピーカーなど
パイオニアは、AVアンプやBlu-ray Discプレーヤーなどを中心に展示。「SC-LX72」などの最新AVアンプやシアターセットなどの体験ブースも設けている。
S1-EXやSC-LX91などの上位シリーズもアピール | SC-LX72などを展示 | A-A9MK2などピュアオーディオ製品もアピール |
新製品としては、2.1chのBlu-rayシアターシステム「BCS-FS500」を出展。年内に発売予定で、価格は599ユーロ。75W×2ch+150Wのウーファから構成されるシアターシステムとBlu-ray Discプレーヤーを一体化した製品となっており、低価格なBlu-rayシステムとして訴求していくという。
BCS-FS500 | シンプルなデザインのBD/アンプ内蔵2.1chシステムとなる |
XW-NAS5 |
また、iPodスピーカーの「XW-NAS5」と「XW-NAS3」も発表。近日の発売を予定しており、価格はNAS5が499ユーロ、NAS3が399ユーロの見込み。
いずれも2.1chのデジタルアンプを内蔵したiPodスピーカーで、iPodとデジタル接続し、高音質な音楽再生が行なえることが特徴。NAS5とNAS3の違いは、ボディサイズがNAS5のほうが大きくなっており専用の音響設計を施しているほか、FMチューナを搭載している。また、NAS5のみレッド、ブラック、シルバー、ホワイトの4色をラインナップする。
オプションでBluetoothユニットも用意し、Bluetooth接続したポータブル機器の音声を楽しむこともできる。
XW-NAS5 | XW-NAS3 |
■ ケンウッドはK-Seriesなど最新コンポを展示
K-821DV |
ケンウッドは高級オーディオコンポ「K-series」の新製品を展開。
最上位モデルのK-821DVは、CDのほかDVDやiPodの再生に対応し、2chスピーカーでフロントサラウンドを実現する「DTS Surround Sensation」を搭載。臨場感あるDVD再生も可能としている。価格は499ユーロの見込み。
K-521は音楽CDとiPodの再生に対応したオーディオコンポで、接続したiPodのデジタル伝送/再生が可能となる。年内発売予定で価格は399ユーロ。DTS Surround Sensationを搭載したワンボディ型の「K-323」も発売し、CDやUSBに記録したMP3/WMA/AACなどの再生も可能。価格は399ユーロ。
K-521 | K-323 |
一体型オーディオシステムのC-Seriesも発表。最上位モデルの「C-616DV」は、DVDとCDの再生のほか、iPod用Dockが付属し、iPodの音楽も楽しめる。USB端子やSDカードスロットも装備し、MP3やWMAなどの楽曲再生も可能。さらに、HDMI出力端子を備えており、USBメモリなどに記録したDivXファイルをテレビ出力することもできる。価格は299ユーロ。
また、Bluetooth接続に対応する「C-515(248ユーロ)」やSD/USB接続に対応する「C-313(199ユーロ)」も併せて発表されている。エントリークラスのAVアンプ「KRF-V6400D」も出展。329ユーロと、低価格ながら、CEC対応の2系統のHDMI入力を装備する。
C-616DV | C-313 | KRF-V6400D |
■ オンキヨーは7chパワーアンプやBDプレーヤーを展示
PA-MC5500 |
オンキヨーは、TX-NR5007などの最新AVアンプを中心に展開。BDプレーヤーの「BD-SP507」なども展示している。また、参考出品ながら、7chパワーアンプの「PA-MC5500」も展示。主な仕様については非公開だが、コントロールアンプとあわせて2010年初頭の発売を目指しているという。
BD-SP507 | TX-NR5007の筺体内も確認できる |
(2009年 9月 6日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]