地上アナログ放送の全国一斉停波テストを検討

-原口総務大臣。「課題も多く、慎重な議論が必要」


2月26日会見

 

 原口一博総務大臣は26日、閣議後の記者会見の中で、地上アナログ放送の停波に関して、全国一斉の停波テストを検討/議論していく考えを示した。

 全国一斉停波テストの必要性について、原口大臣は「電波の特性で、実際に(停波を)やってみないと分からない。今、簡易なワンボックスカーにおける、その調査ということをやっていますけれども、それでまだ全部(の地域を)カバーできた、あるいはカバーできていくかということは時間から見ると検討が必要であるというふうに思っています」と説明。

 その上で「ただ、全国一斉で、もし(停波テストを)やるとしたらそこのデメリット、災害やあるいは緊急事態、それからその多くの人に周知徹底するということも、それ全国一斉でできるのかということも含めて、ここは慎重に議論していくべきだというふうに思っています」と語り、検討しつつも課題が多く、今後の議論が必要だとした。


(2010年 2月 26日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]