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HiBy×初音ミクコラボDAP。300台限定の特典付も

ミックスウェーブは、HiBy Digitalのデジタルオーディオプレーヤー「M500 Hatsune Miku Edition」を、2026年1月下旬に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は54,800円前後。予約受付は12月15日19時から。

初音ミクとのコラボレーションを記念した、期間限定生産のエントリークラスDAP。「圧倒的なコストパフォーマンスを追求したエントリークラスのデジタルオーディオプレーヤー」と位置づけられ、滑らかな操作性と優れた音質、多彩なスマート機能を兼ね備えたモデルとしている。

国内向けには、初回台数限定の特典付きパッケージが用意され、日本国内300台限定で「限定缶バッジ」と「限定レザーケース」が付属。缶バッジは「ダブルシマー・ホワイトポーセリン仕上げ」と「ダブルシマー・シルバーグリッター仕上げ」の2種類があり、このうちいずれか1つがランダムで同梱される。

パッケージはコラボキャラクターを中心に据えたデザインで、キービジュアルにはイラストレーターTIDによる描き下ろし「Summer Sea Breeze(夏の海風)」を採用。

付属品として、初音ミク特別仕様のUSB Type-C to Cケーブルやハンドストラップ、アクリルタグ、透明保護カバー、保護フィルムなども同梱される。

筐体デザインは、初音ミクをテーマにした限定カラー仕上げ。ミクを象徴するペールブルーグリーンを基調に、側面の物理ボタンに鮮やかなピンクレッドを組み合わせた。

背面ガラスパネルにはコラボアートを想起させる幾何学パターンをあしらい、新デザインコンセプト「CYBERCUBE」に基づくレトロフューチャーなグラフィティ調デザインを採用。

UIはフルカスタム仕様で、ミクの髪色をイメージしたブルーグリーンをメインカラーに、髪飾りを思わせるピンクをアクセントとして配置。

専用のコラボ版HiBy Musicアプリも「初音ミク」テーマの特別スキンを採用し、100種類以上の「ちびミク」イラストが、起動・終了やヘッドホンの抜き差し、充電、音量調整などさまざまなシーンでアニメーションとして登場する。

さらに、複数の「初音ミク通知音」を新たに制作し、日本語・英語・中国語に対応。ユーザーの好みに応じて通知音をオン/オフできるようになっている。

OSにはAndroidスマートフォンを基盤に開発されたHiBy OSを採用し、Android 14ベースでM500のハードウェアに最適化している。

また、主要な音楽ストリーミングアプリをインストールできる。SoCはQualcomm Snapdragon 680、メモリは4GB、ストレージは64GBで、最大2TBのmicroSDカードにも対応する。

オーディオ回路には、Cirrus Logic製ハイグレードDAC「CS43198」を左右独立のデュアル構成で搭載。DSD512およびPCM 768kHz/32bitといった高精細フォーマットに対応する。アナログ段には低ノイズ・低歪み性能を備えたオペアンプ「SGM8261」を4基搭載。

出力端子は3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスの2系統を搭載している。

ディスプレイは5インチのIPSパネルで、解像度は1,280×720ドット。OGSフルフィットタッチスクリーンにより5点マルチタッチ操作に対応。動画やショートクリップなどのマルチメディアコンテンツも楽しめるとしている。

本体上下にはデュアルマイクを内蔵。FNキーを押すだけで即録音が可能となっている。

背面の内蔵カメラは、QRコードを使ったアプリログインやWebサービスの認証、モバイル決済などに利用できるほか、写真撮影も楽しめる。

通信機能として、Bluetooth 5.0(送信)に対応し、AAC、SBC、aptX、aptX HD、LDACの各コーデックをサポート(LDACは今後のファームウェアアップデートで実装予定)。

外付けケーブル不要の内蔵FMアンテナを備え、電源を入れるだけでFM放送を受信できる。2.4GHz/5GHzデュアルバンドWi-Fiにも対応する。

バッテリー容量は3,100mAhで、3.5mmヘッドホン出力時に最大約26.5時間の連続再生が可能。

外形寸法は128×76×15mm(縦×横×厚み)、重量は207g。