ヒビノ、iBasso Audioのポータブルアンプ2機種

-13,000円「T3 Hj」。DAC付「D2+ Hj Boa」も


T3 Hj

7月9日発売

標準価格:オープンプライス

 ヒビノインターサウンドは、中国のオーディオメーカーiBasso Audio(アイバッソ・オーディオ)のポータブルヘッドフォンアンプ2製品を7月9日に発売する。コンパクト「T3 Hj」と、DACを内蔵し、USB DACとしても利用できる「D2+ Hj Boa」で、価格はどちらもオープンプライス。店頭予想価格は「T3 Hj」が13,000円前後、「D2+ Hj Boa」が19,000円前後の見込み。

 どちらも型番に“Hj”が付く日本向けの仕様となっており、「iBasso Audioとヒビノが協力して作り上げたモデルで、ヒビノが提案するなどして、細かいパーツは海外で発売されていたベースモデルと異なるものが使われている部分もある」(ヒビノ)という。

 リチウムポリマーバッテリを内蔵するポータブルヘッドフォンアンプで、ポータブルプレーヤーからの出力をアンプに入力。ヘッドフォン/イヤフォンを高音質にドライブする。


■ T3 Hj

 外形寸法37×64.5×10mm(幅×奥行き×高さ)、重量28gという、コンパクト・軽量な筐体が特徴。プレーヤーと一緒にしても、嵩張らずに持ち運べるという。

 省電力ながら高い出力性能、低歪性能を実現するという3chアーキテクチャー構成を採用。回路設計にマッチし、音響性能を最大限高めるための高品位なパーツを厳選したという。最大出力は76mW×2ch(16Ω)。ヘッドフォンの推奨インピーダンスは8~300Ω。周波数特性は20Hz~100kHz、-0.5dB。SN比は-98dB。

 充電所要時間は約2.5時間で、最大38時間の連続駆動が可能。筐体はシックなダークグラファイト・ボディーとなっており、背面シャーシにはさびにくく、耐久性の高い陽極酸化ステンレスを使用する。


■ D2+ Hj Boa

D2+ Hj Boa
 DACも内蔵しており、USB接続端子を装備。PCとUSB接続し、PCからの音声をアンプでドライブして出力したり、ライン出力して単体DACとして使用する事もできる。アナログ入力(ステレオミニ)を使って通常のヘッドフォンアンプとしても使用可能。

 DACチップはWolfsonの「WM8740」。チップの能力を最大限引き出す厳選したパーツも各部に使用したという。さらに、高出力オペアンプをバッファとして2台内蔵することで、高出力と低歪みを両立させている。

 アンプの最大出力は125mW×2ch(16Ω)。ヘッドホン推奨インピーダンスは8~300Ω。周波数特性はアンプ部が17Hz~100kHz、-0.5dB。DAC部が17Hz~20kHz、±0.5dB。SN比はアンプ部が-104dB、DACが-97dB。

 極限まで練り上げたという対称性の高い回路デザインを採用。歪みの少ないクリアな音響性能を実現したという。筐体は職人が手作業でヘアライン加工を施したブラッシュド・リッチブラック仕上げ。外形寸法は51×82×21mm(幅×奥行き×高さ)。重量は108g。充電所要時間は約3時間で、最大38時間の連続駆動が可能。



(2010年 6月 9日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]