ソニー、新機構「ジッパーコード」採用のイヤフォン
-左右のケーブルを1本にまとめて収納。カナル型2製品
ソニーは、カナル型(耳栓型)イヤフォンの新モデル2製品を9月10日に発売する。価格は、「MDR-EX59Z」が3,098円、「MDR-EX77SLA」が3,675円。カラーは両モデルともブラック(B)、ホワイト(W)、ブルー(L)、レッド(R)、ピンク(P)の5色を用意する。
MDR-EX59Z | MDR-EX77SLA |
いずれも、9㎜径のダイナミック型ユニットを搭載するカナル型イヤフォン。EX77SLAは振動版背面の容積を従来の2倍に増やした高感度ドライバを搭載する。両機種とも400kJ/m3のネオジウムマグネットを搭載し、解像度の高いクリアな中高域とパワフルな低域を実現。また、空気調整孔に高密度レジスターを装備し、空気の抜けを調整することで低域を強化している。
なお、「MDR-EX77SLA」は、2009年8月に発売した「MDR-EX77SL」との違いとして、付属イヤーピースがEX77SLはS/M/Lのみだったが、EX77SLAはSS/S/M/Lの4サイズとなる。
EX59Zのみの特徴として、左右のイヤフォンケーブルを1本にまとめて収納できる新開発の「ジッパーコード」を採用。イヤフォンを使わないときにケーブルの絡まりを防ぐ。EX77SLAはこの機構を採用しないが、ケーブルの長さを調整できるアジャスターが付属する。ケーブルはネックチェーン型で、長さはEX59Zが1.2m、EX77SLAが0.6m。
EX59Zが採用する「ジッパーコード」 |
いずれも、耳の奥まで装着できて遮音性を高める「アングルド・イヤーピース」構造や、音道に近い内側が硬く、耳穴に触れる外側が柔らかい「ハイブリッドイヤーピース」を採用。さらに、EX77SLAはハウジングの耳に触れる部分にシリコンパッドを採用し、ソフトな装着感も実現している。
再生周波数帯域はEX59Zが5Hz~23kHz、EX77SLAが5Hz~24kHz。感度はそれぞれ100dB、103dB。最大入力は100mW、インピーダンスは16Ωで共通。プラグは金メッキのステレオミニ。重量はEX59Zが約3g、EX77SLAが約4g。付属イヤーピースは、EX59ZがS/M/Lの3サイズ、EX77SLAがSS/S/M/Lの4サイズ。
(2010年 8月 27日)
[AV Watch編集部 中林暁]