アップル、予告編風ムービー作成対応の「iLife '11」

iLife'11

　アップルは、写真や動画、音楽を作成/共有可能なアプリケーション「iLife '11」を21日より順次発売する。Apple Store価格は4,800円。Mac 5台分のライセンスを含む「ファミリーパック」も発売され、Apple Store価格は7,800円。対応OSはMac OS X v10.6.3以降。

　Macbook Airなど最新のMac全モデルに同梱される。既存ユーザー向けのアップグレードも4,800円。

　iLife'11は、写真ライブラリソフト「iPhoto'11」、動画管理/編集ソフト「iMovie'11」、音楽編集ソフト「GarageBand'11」などから構成される統合ソフト。新たにフォトブックやレタープレスカードの作成、予告編ムービー作成に対応する。

iMovie'11、iPhoto'11、GarageBand'11などを統合

　iMovieではホームビデオから、予告編風のムービー作成が可能になった。アドベンチャー、ロマンティックコメディー、英雄ドラマといった15種類のジャンルから選ぶだけで、雰囲気にあったタイトルや、グラフィック、サウンドトラックが適用され、予告編ムービーを簡単に作成できる。

　また、ツール部も一新し、オーディオレベルの部分調節や、フラッシュ&ホールド、インスタントリプレイ、ジャンプカットなどの視覚効果をワンクリックで与えることができる。顔認識機能の「People Finder(ピープルファインダー)」も搭載し、ビデオの内容を分析して顔が含まれている箇所にマークできるため、予告編やムービー用のクリップを素早く見つけられる。また、新しいテーマも追加されている。

　GarageBandには、録音内容のタイミングを修正・変更できる2つの手段を追加。Flex Timeは、変更したいオーディオ波形の部分をクリックするだけで、その他の部分に影響を与えることなく、各々の録音された音を移動したり、長さを伸ばしたり縮めたりできる。Groove Matchingは、任意のトラックから「グルーブトラック」を選ぶと、その他のトラックのリズムが即座に選んだトラックに合うという機能。

　また、新しいギターアンプが7種類、エフェクターが5種類、ピアノとギターの基本レッスン22種類が追加されている。新しい「How did I Play?」機能は、ユーザーがレッスンに合わせて弾いた演奏を記憶し、誤った部分のハイライト表示、達成状況の記録などを通じて、演奏力の向上に役立たせることができる。

　iPhotoでは、新しいフルスクリーンモードを採用。また、写真の共有をより簡単し、8つのひな形から選んでメールで送ったり、Facebookにワンクリックで公開したり、12種類のスライドショーテーマから選んでフルスクリーンで再生することができる。

　また、回転トレイインターフェースや、インテリジェントなレイアウト機能、すべてのプロジェクトを一覧表示できる「本棚」、フォトブックやカードの新しい作成方法も用意。新しいレタープレスカードは、写真とテキストを洗練された型押しのデザインと組み合わせ、結婚式の招待状、誕生のお知らせ、クリスマスカードなどが作成できる。

iPhoto'11(活版印刷カード)	iPhoto'11(フォトブック)