11月の薄型テレビ販売は前年比5倍以上に。BCN調査

-特需で過去最高に。供給不足で平均単価は上昇


薄型テレビ全体の販売台数/金額前年同月比と平均単価

 BCNは2日、エコポイント減額を目前にした駆け込み需要が発生した2010年11月の薄型テレビ販売調査結果を発表した。販売台数は前年同月比で約505.3%、金額も同381.6%となり、いずれも過去最高となった。

 家電量販店など全国23社のPOSデータを元にしたBCNのデータを集計。発表データ内の金額は全て税抜きとなる。

 前月の10月も販売台数が前年比320.5%、金額が232.2%と過去最高の伸びを記録していたが、12月以降にエコポイントが半減となることから、11月は10月実績をさらに大きく上回り、販売台数が同505.3%、販売金額が同381.6%になった。2010年3月にも、エコポイント基準の切り替えに伴い大きく伸びたが、11月の実績はその倍の伸びの「特需」となった。

 一方、需要急増に伴い、薄型テレビの品薄が広がり、平均単価は一時的に上昇。11月の薄型テレビ全体の平均単価は7万6,300円となり、10月の7万2,700円と比較して5%の上昇となっている。もっとも上昇率が高かったのは20型台で、10月との比較で8.8%の値上がり、次いで40型台が6.3%、30型台が5.6%、50型以上が2.8%となっている。

 インチサイズ別で11月に伸びたのは、20型未満で前年同月比で601.8%。次いで30型台524.8%、40型台490.7%、20型台462.7%、50型台357.9%となった。いずれのインチサイズ帯でも過去最高の伸びを記録している。

薄型テレビ全体の販売台数/金額指数薄型テレビ全体の画面サイズ別平均単価
レコーダの販売台数/金額前年同月比と平均単価

 テレビと同時に買われる傾向が高いレコーダも、販売台数が前年同月比で226.3%、金額で202.6%と過去最大の伸びを記録。一方で、ノートパソコンは台数で同93%、金額で94.1%となった。

 BCNでは、「デジタル化とエコポイントの2つの効果による『薄型テレビ特需』は、この11月がピーク」としており、「以後、エコポイント終了直前の2011年3月とアナログ停波の7月の2回山場を迎えるものの、11月の水準を超えるのは難しい。メーカー、家電量販店各社とも『特需後』の反動をどう乗り切るかが当面課題」と分析する。



(2010年 12月 2日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]