2010年テレビ出荷は過去最高の2,568万台。JEITA発表

民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典：電子情報技術産業協会電子統計委員会

　電子情報技術産業協会(JEITA)は25日、2011年3月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。民生機器の出荷金額は前年同月75.7%の2,792億円で、3カ月連続のマイナスとなった。

　映像機器の3月国内出荷金額は、前年同月比78.8%の2,191億円で3カ月連続のマイナス。音声関連機器は同86.3%の131億円、カーAVC機器は同62.1%の471億円で、7カ月連続のマイナス。

　2010年度累計では、前年比115.4%の3兆7,472億円で過去最高。映像機器は同123.7%の2兆9,378億円、音声機器は同96.1%の1,763億円。カーAVCは同91.9%の6,331億円。

　3月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比97.1%の215万3,000台。サイズ別では、29型以下が同94%の81万7,000台、30～36型が同131.5%の80万8,000台、37型以上が同71.9%の52万8,000台。大型の落ち込みが目立つ。2010年度の薄型テレビ出荷台数は、前年比161.7%の2,568万2,000台で過去最高。

　BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比146%の55万9,000台。内訳は、BDレコーダが同148.1%の52万8,000台、BDプレーヤーが同117.5%の3万1,000台。DVDビデオは同71.5%の16万8,000台。内訳は、DVD録再機が6万2,000台(同53.9%)、DVD再生機が10万6,000台(同88.6%)。

　地上デジタル放送受信機の出荷実績は337万台。内訳はテレビ合計の出荷台数が前年同月比97.1%の215万3,000台、単体チューナが同247.8%の35万1,000台。STBが同95.8%の17万3,000台。DVDレコーダが同60.4%の6万9,000台、BDレコーダが同148.1%の52万8,000台。チューナ内蔵PCの出荷台数は同133.6%の9万5,000台。地デジ受信機器の出荷累計台数は1億1,121万2,000台。

　参考資料として発表されているワンセグ対応携帯電話の2011年2月出荷台数は147万台。車載用地デジ受信機器の3月の出荷台数は21万5,000台。

　ビデオカメラは前年同月比88.8%の16万8,000台、ステレオセットは同87.4%の6万7,000台。スピーカーシステムは同102.1%の4万8,000台。カーナビは前年同月比76%の43万8,000台で6カ月連続のマイナス。HDDタイプ、フラッシュメモリその他、DVD-ROMタイプの台数構成比は32.2%、64.4%、3.4%。