レクスト、ステレオのセンター音像改善器「RSD-HM1」

-スピーカー背後に設置。「位相の歪みを修復」


ステレオディフューザー RSD-HM1

 レクストは、センター音像を改善するというオーディオアクセサリ「ステレオディフューザー RSD-HM1」を発売した。直販価格はペアで21,000円。30セットのモニター販売は既に完売。現在は6月生産分20セットの予約を受け付けている。業務用ブランド「REQST PRO」の製品となる。

 オーディオの2ch再生では、左右のスピーカーの間に楽器やヴォーカルなどの音像が感じられる。レクストでは、「大切なセンターの音像を乱す原因が、スピーカー後ろの15×15cmの床スペースにあることを発見した」という。「RSD-HM1」は、その場所に設置することで「音楽の立体情報を形成する位相の歪みを修復する」(レクスト)という製品。


スピーカー後ろの15×15cmの床スペースが、センター音像に大きく影響しているという。そのスペースに「ステレオディフューザー RSD-HM1」を設置すると、「スピーカー本来の実力を蘇らせる」(レクスト)としている。ブックシェルフスピーカーなどでスタンドを使っている場合は、スタンドに軽く触れさせて設置。フロア/トールボーイスピーカーでは、スピーカーに直接触れないよう1~2mm離して設置する

 「左右のスピーカーから出る音の波による相殺現象を抑え、弱くなっていた音楽の中心にあるエネルギー(センター音像)を、本来の強さに蘇らせる」というコンセプトで作られており、特殊な楕円形の円錐形状を採用。素材はハードメイプルで、外形寸法は58×28×180mm(幅×奥行き×高さ)。


(2011年 5月 27日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]