カナルワークス、“ロック向け”カスタムイヤフォン

-2ユニットの「CW-L10」。ボーカル向けも


CW-L10

 カナルワークスは、カナル型(耳栓型)カスタムイヤフォンの新モデルとして、2ウェイバランスドアーマチュアドライバを採用した「CW-L10」と、シングルアーマチュアの「CL-L01P」を10月29日より発売する。

 耳型を採って製作するカスタムイヤフォンで、注文の際は耳型(インプレッション)の採取が必要。納期は生産着手後約4週間となる。完全受注生産となる。価格はCL-L10が64,800円、CW-L01Pが49,800円でいずれも耳型採取費用を含んでいる。


CL-L01Pハードケースやクリーニングクロスが付属
CW-L10

 CW-L10は低域用の大型バランスドアーマチュア(BA)ドライバと、高域用のBAドライバの2Wayドライバで、「元気よくロックを鳴らし切るベストチューニング」という。

 ロックのアリーナでの臨場感の再現を目指し、音響系パーツを厳選して仕上げた。感度は110dB、インピーダンスは17Ω。ケーブル長は115cm。


CW-L01P

 CW-L01Pは艶やかなボーカル再生が特徴で、フルレンジのBAドライバを搭載。従来機のCW-L01との違いとして、イコライザ用抵抗を無くしたほか、ドライバを見直すことで、「ボーカル中心の音楽をより艶やかに聴かせるイヤフォンに仕上げた」とする。感度は106dB、インピーダンスは42Ω。ケーブル長は115cm。

 両製品共通の特徴として、交換可能な115cmケーブルを採用。通常の3倍の高耐久性を持つという20芯撚り線OFCを採用し、断線を抑えたほか、ケーブルを耳の後ろに回して装着する方式を採用。ケーブルのコネクタ部には耳へのフィット感が得られえるメモリーワイヤーを採用している。プラグはNeutrik製のステレオミニで、オプションでバランスポータブルアンプ用プラグも選択できる。

 本体色は21色から選択可能(CW-L01Pはフェイスプレートのみ)。コンビネーションカラーシェルやラメ入りシェル、ラインストーン埋め込みなどのバリエーションにもオプションで対応可能としている。

 ハードケースとソフトケース、ワックスクリーニングツール、クリーニングクロスなどが付属する。


(2011年 10月 14日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]