富士フイルム、Blu-ray 3D対応の7.2型フォトフレーム

-HDMI装備、高輝度/省電力化した「V3」。実売5万円


3D表示のイメージ

 富士フイルムは、HDMIを備え、Blu-ray 3Dにも対応した3Dデジタルフォトフレーム「FinePix REAL 3D V3」を11月12日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5万円前後。

 7.2型液晶を備えたデジタルフォトフレーム。3D表示にも対応し、レンチキュラー方式により裸眼で立体視が可能。総画素数は1,600×600ドットだが、3D/2Dともに表示は800×600ドットとし、2Dと同じ解像度で観られる。

 従来モデルの8型「FinePix REAL 3D V1」と同様に、同社デジタルカメラ「FinePix REAL 3D W3」で撮影した3D/2Dの動画や静止画が表示できるほか、他社製デジタルカメラの3D動画(3D AVI/720pまで)や3D静止画(MPO)も再生可能になった。

 新たにHDMIを備え、Blu-ray Discプレーヤーなどとの接続にも対応。対応プレーヤーで再生するBlu-ray 3Dを、High Speed対応HDMIケーブル経由で立体表示できるようになった。さらに、パソコンとHDMI接続して、サイドバイサイド記録の3D動画ファイルも立体視可能。

プレミアムクリア3D液晶を採用

 「プレミアムクリア3D液晶」を搭載。3D表示は微細な凸レンズを並べて両眼視差を生むレンチキュラー方式を採用し、LEDバックライトの採用で高輝度化と省電力化を実現。パララックスバリア方式の従来モデルV1に比べ、明るさを1.4倍向上した。輝度は約340cd/m2、視野角は上下140度/左右160度。

 SD/SDHCカードスロットと2系統のUSB端子(うち1系統はミニ)を搭載。再生対応フォーマットは動画がMotion JPEG(AVI)で、1,280×720ドット/30fps/20Mbpsまで対応。静止画はJPEG(2D)とMPO(3D)。音楽はリニアPCM(WAV)を再生できる。スライドショー表示時は、2D/3Dそれぞれ12種類のエフェクトが利用できる。12画面のインデックス表示も可能。

 カレンダー/時計表示や、タイマー設定にも対応。本体の角度は8段階で調節可能。三脚穴も備えており、市販の三脚を使って自由な角度で設置できる。電源はACアダプタを使用し、消費電力は最大約14W、通常時約8W。外形寸法は188.8×28.2×153.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約415g。リモコンが付属する。



(2011年 11月 1日)

[AV Watch編集部 中林暁]