SCE、ゲーム楽曲やPS3起動音などを携帯向けに配信
-「PlayStation Game Music」。CD未発売曲も予定
PlayStation Game Musicのロゴ |
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、PlayStationのゲーム音楽を携帯電話向けに配信する「PlayStation Game Music」を12月14日より配信事業者5社を通じて開始した。価格は、着うたが52円~157円、着うたフル/着うたフルプラスが210円~420円、リングバックトーンが72円~105円。
楽曲を配信する事業者は、「ミュージコ♪」などのNTTコミュニケーションズ、「music.jp」などのエムティーアイ、「MelodyClip♪」などのエンターブレイン、「オリコン公式アニメフル」のオリコン、「アニメロ★うた」などのドワンゴの5社。
これまで、上記配信事業者5社において「PlayStationのゲームミュージック特集」という形でゲームソフトの楽曲を配信してきたが、14日からは、「PlayStation Game Music」に名称を変更。他ライセンシーによるPlayStationゲームソフト楽曲などを含めた配信コーナーとして展開する。なお、対象端末はフィーチャーフォンのみで、スマートフォンへの配信も予定しているが時期は決まっていない。また、PlayStation 3やPlayStation Vitaなどへの楽曲配信については未定。
「FINAL FANTASY XIII-2」などの楽曲を用意(写真はサントラの初回限定版) |
「PlayStation Game Music」では、配信中のゲームソフト音源に加えて、12月15日に発売される「FINAL FANTASY XIII-2」(スクウェア・エニックス)のほか、「モンスターハンター」シリーズや「戦国BASARA」シリーズ(カプコン)、「真・三國無双」シリーズや「戦国無双」シリーズ(コーエーテクモゲームス)、「龍が如く」シリーズや「PHANTASY STAR」シリーズ(セガ)などの楽曲をラインナップしてスタート。
さらに、初解禁となるハードウェア関連効果音の第1弾として、PlayStation 3の本体起動音やトロフィー獲得音など4種類の効果音といった、PlayStationフォーマット全般の音楽コンテンツ配信も行なう。
楽曲の数は配信事業者によって異なるが、ラインナップ全体では、SCEJタイトルで36タイトル、約900曲。ライセンシーのタイトルで、約40タイトル、400曲となる。音質も配信サービスや対象端末により異なる。今後は、新作の楽曲だけでなく、往年の名作やサウンドトラック未発売の配信限定ゲームソフトなど、ラインナップを強化する予定。
そのほか、前述の配信事業者5社において、12月17日の「PlayStation Vita」発売を記念し、各サイトの会員にオリジナル待受画像をプレゼントする。
各配信事業者が「PlayStation Game Music」を提供する携帯電話向けサービスは、下記の通り。なお、パソコン向けにもiTunes/moraで既にゲーム楽曲の配信を行なっている。価格は、PCダウンロードが単曲150円~200円、PCダウンロードのアルバムが1,000円~2,000円。
・NTTコミュニケーションズ
ミュージコ♪
・エムティーアイ
music.jpアニメ&ゲーム
music.jpアニメ&ゲームF
・エンターブレイン
MelodyClip♪ (12月下旬開始予定)
・oricon ME
オリコン公式アニメフル
・ドワンゴ
アニメロ★うた
超! アニメロ
アニメロミックス
(2011年 12月 14日)
[AV Watch編集部 中林暁]