オーテク、カナル型イヤフォン「ATH-CKM500」など4機種

-CKM55の性能を強化。スマートフォン向け7製品なども


「ATH-CKM500」のブラック
 オーディオテクニカは、カナル型(耳栓型)イヤフォンの新モデルとして、「ATH-CKM500」などダイナミック型ユニット搭載の4機種を4月13日に発売する。価格は2,520円~6,300円。

 また、「ATH-CKS55iS」など、スマートフォン対応のカナル型イヤフォン7機種を5月17日に発売。型番の末尾に「i」が付くiPhone/iPod/iPad向けのリモコンマイク搭載モデルと、「iS」が付くGALAXY/Xperia/iPhoneなどで使えるマイク搭載モデルをラインナップする。価格は、3,150円~7,875円。

 そのほかにも、テレビ向けに5mのケーブルを採用したヘッドフォン/イヤフォンや、スマートフォンに手持ちのイヤフォンを付けて通話も可能にするマイクアダプタも発売する。

製品型番発売日価格
(店頭予想価格)
カナル型イヤフォンATH-CKM5004月13日6,300円
ATH-CKM3003,675円
ATH-CK313M(ケーブル長1.2m)
ATH-CK313S(ケーブル長0.6m)
2,520円
iPhone/iPod/iPad用
リモコンマイク搭載
カナル型イヤフォン
ATH-CKM500i5月17日7,875円
ATH-CKM300i5,040円
ATH-CK313i3,675円
GALAXY/Xperia/iPhone対応
マイク搭載
カナル型イヤフォン
ATH-CKM500iS6,930円
ATH-CKM300iS4,410円
ATH-CK313iS3,150円
ATH-CKS55iS5,670円
テレビ向けヘッドフォンATH-P151TVオープンプライス
(2,000円前後)
テレビ向けカナル型イヤフォンATH-CK251TV4月13日2,520円
テレビ向けインナーイヤフォンATH-C351TV1,890円
ATH-C371TV5月17日オープンプライス
(2,000円前後)
スマートフォン用マイク付き
ヘッドフォンアダプタ
AT338iS1,575円


■ カナル型イヤフォン

ATH-CKM500

 「ATH-CKM500」は、'09年に発売したATH-CKM55をリニューアルして性能強化したモデル。新形状の真鍮製削り出しリングスタビライザーを搭載し、不要振動の抑制を強化したほか、上位機種であるATH-CKM77の音づくりを継承し、長時間のリスニングでも聴き疲れしにくい、音のバランスの良いモデルに仕上げたという。カラーはブラック(BK)、ブルー(BL)、ゴールド(GD)、レッド(RD)、シルバー(SV)、ホワイト(WH)。

 ユニットは新開発で、12.5mm径。ケーブルの付け根であるブッシュ部を外側に設けることで、より耳の奥に装着できるようにしている。出力音圧レベルは105dB/mW、再生周波数帯域は5Hz~25kHz、インピーダンスは16Ω。ケーブル長は0.6mで、0.6mの延長ケーブルも付属する。ケーブルを除く重量は約7.4g。イヤーピースはXS/S/M/Lの4サイズ。

ATH-CKM300

 「ATH-CKM300」は、新開発の10.7mm径ユニットを搭載し、ダイレクトダイアフラムマウント方式を採用。不要振動を吸収し、クリアな中高域再生を実現する新形状の真鍮製スタビライザーも備える。ケーブルのブッシュ部は外側に設けて装着性を高めている。カラーはブラック(BK)/ブルー(BL)/オレンジ(OR)/ピンク(PK)/レッド(RD)/ホワイト(WH)を用意する。

 出力音圧レベルは104dB/mW、再生周波数帯域は5Hz~24kHz、インピーダンスは16Ω。ケーブル長は0.6mで、0.6mの延長ケーブルも付属する。ケーブルを除く重量は約5.2g。イヤーピースはXS/S/M/Lの4サイズが付属する。

 「ATH-CK313M」と「ATH-CK313S」は、いずれも8.8mm径のユニットを搭載。ケーブルの長さが異なり、CK313Mは1.2m、CK313Sは0.6m。カラーは、CK313Mがブラックグリーン(BGR)/ブラック(BK)/ブルー(BL)/ブラックピンク(BPK)/ブラックレッド(BRD)/ブラウン(BW)/ピンク(PK)/レッド(RD)/シルバー(SV)/ホワイト(WH)。CK313Sはブラック(BK)とホワイト(WH)のみ。

 ハウジングに、耳のくぼみに沿うように無駄をそぎ落としたという新形状の「ナチュラルイヤーカーブ」を採用したことでフィット性を向上したことが特徴。出力音圧レベルは100dB/mW、再生周波数帯域は20Hz~23kHz、インピーダンスは16Ω。ケーブルを除く重量は約3g。イヤーピースはXS/S/M/Lの4サイズが付属する。

ATH-CK313MATH-CK313S


■ スマートフォン用イヤフォン

ATH-CKM500iS

 上記の「ATH-CKM500」と「ATH-CKM300」、「ATH-CK313M」や、2011年5月に発売した「ATH-CKS55」をベースに、スマートフォン対応のマイクなどを備えた製品。イヤフォンとしての仕様は、ベースモデルと共通。

 型番の末尾に「i」が付くiPhone/iPod/iPad向けモデルは、3ボタン式の新設計リモコンを搭載。 音楽やビデオの再生/一時停止/曲送り/曲戻し/音量調整などが行なえる。また、コンデンサーマイクを内蔵し、iPhoneでの通話やiPodのボイスメモなどに利用できる。

 型番に「iS」が付くモデルも、コンデンサーマイクを内蔵したことでスマートフォンでの通話に対応。GALAXYやiPhone、Xperiaなどの主要スマートフォンで利用でき、1ボタン方式のリモコンで通話をすばやく行なえるという。なお、一部のスマートフォンでは付属の変換コードが必要となる。このボタンで動画/音楽などの操作も可能(一部機種は非対応)。音量調整も行なえる。ただし、最小にしても消音にはならない。

ATH-CKM500iATH-CKM300iATH-CK313i
ATH-CKM300iSATH-CK313iSATH-CKS55iS


■ テレビ向けヘッドフォンなど

ATH-P151TV

 SOUND ASSISTシリーズの「ATH-P151TV」は、大型のコントローラと、5mのケーブルを備えたオープンエア型のヘッドフォン。左右の音量バランスをそれぞれ調整できるLR独立スライドボリュームや、モノラル機器の音声も両耳で楽しめるステレオ/モノラル切換スイッチも装備。

 ユニット径は28mm。出力音圧レベルは100dB/mW、再生周波数帯域は18Hz~22kHz、インピーダンスは30Ω。ケーブルを除く重量は約45g。ケーブル巻き取りホルダやケーブルクリップなどが付属する。

 インナーイヤー型の「ATH-C371TV」も、大型のコントローラと5mのケーブルを搭載。LR独立ボリューム調整や、ステレオ/モノラル切替も行なえる。イヤフォンのユニットは13.5mm径で、出力音圧レベルは102dB/mW、再生周波数帯域は18Hz~22kHz、インピーダンスは16Ω。ケーブルを除く重量は約5g。ケーブル巻き取りホルダやケーブルクリップなどが付属する。

 「ATH-C351TV」も同じく13.5mm径ユニットを搭載したインナーイヤー型だが、コントローラの機能をボリューム調整とステレオ/モノラル切替のみに絞り、ケーブルは3.5mとしたモデル。8.5mm径ユニットを搭載するカナル型の「ATH-CK251TV」も、C351TVと同様のコントローラを備え、ケーブル長は3.5m。


ATH-C371TVATH-C351TVATH-CK251TV


AT338iS

 「AT338iS」は、手持ちのイヤフォンをスマートフォンの通話に利用するためのマイク付きアダプタ。GALAXYやiPhone、Xperiaなどの主要スマートフォンに対応するとしている。プラグは4極ステレオミニ。1ボタンで通話のほか、動画/音楽の操作(一部機種除く)も行なえる。ケーブル長は1mで、ケーブルを除く重量は約5.5g。カラーはブラック(BK)/ブルー(BL)/レッド(RD)/ホワイト(WH)。



(2012年 3月 23日)

[AV Watch編集部 中林暁]