NTTデータ、テレビ/スマホのコンテンツ連動サービス
-スマホで撮影し、元データと照合
ダブルスクリーンサービスのイメージ |
NTTデータは、スマートフォンやタブレット端末でテレビ放送とインターネットのコンテンツ連動を可能にする「ダブルスクリーンサービス」を、2012年度上半期より放送局などのメディア事業者向けに提供開始する。
同サービスでは、スマートフォン/タブレット端末のアプリを通してテレビ番組を撮影/録音すると、そのデータをデータセンターで管理している特徴データと瞬時に照合して番組を特定。番組の関連情報やWebサイト、SNSのリンクなど、さまざまな情報を端末上に表示できるようになる。
これにより、スムーズに放送とインターネットを連携できるようになり、メディア事業者はさまざまなコンテンツの楽しみ方を視聴者に提案できるとしている。
ダブルスクリーンサービスでは、放送波からリアルタイムで抽出したマスターデータとなる「特徴データ」と、スマートフォンなどから抽出し、送信された「探索用特徴データ」を瞬時に照合。照合結果から、放送チャンネルや番組名、放送時間などの番組関連情報をスマートフォンなどに返し、ディスプレイに表示する。この照合にはNTTコミュニケーション科学基礎研究所がFingerprint技術を用いている。
今後、通信による遅延の最小化などの改善を図りながら、ダブルスクリーンサービスを活かしたコンテンツ価値向上や視聴スタイル拡大を訴え、メディア事業者へ展開。2012年度中に20社導入を目標としている。
(2012年 3月 28日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]