ナスペック、PRIMAREのBD/SACDユニバーサルプレーヤー
-63万円の「BD32」。USB/eSATAも搭載。3D対応
TITANIUMモデル |
ナスペックは、スウェーデンPRIMAREのBlu-ray/SACD対応ユニバーサルプレーヤー「BD32」を5月25日に発売する。価格は63万円。カラーはBLACKとTITANIUMの2色。
3Dを含むBlu-ray、DVD、DVDオーディオ、SACD、CD、USBメモリ、HDD内のファイルなどを再生できるユニバーサルプレーヤー。
出力として2chのバランス(XLR)と、アンバランス(RCA)、さらに7.1chのアナログマルチチャンネル出力(RCA)を搭載。2ch出力にはCristalのDAC「CS4398」を使用。バーブラウンの「OPA2134」、WIMAやEPCOSのコンデンサ、MELFの抵抗、出力にはMOS-FETを採用している。マルチチャンネル出力には、DACに「CS4382A」を、他にもバーブラウンの「OPA2134」などを使っている。
内部パーツ | BLACKモデル | BD32のオーディオボード |
背面 |
デジタル音声出力は、AES/EBU、同軸デジタル、光デジタルを各1系統用意する。Ethernetも搭載。USB 2.0端子やeSATAも備えており、USBメモリや外部ドライブなどに保存したファイル再生にも対応する。
HDMI出力はバージョン1.4を2系統装備(同時出力は不可)。HDMI 1には、MarvellのQDEO Kyoto-G2 ビデオプロセッサを搭載。ノイズを抑え、ナチュラルな映像に変換できるという。DVDのアップコンバート再生も可能。DeepColorにも対応する。アナログ映像出力はコンポジット、コンポーネントを各1系統。
スタンバイモードとアクティブモードという、2つの電源を装備。スタンバイ状態にすると、スイッチング電源を使って消費電力を低減。アクティブモードでは、スイッチング電源ではなく、R-コアトランスを使ったリニア電源になる。アナログ電源回路のコンデンサ容量は74,000μF。アナログDACボードの脇にFET高速電源を配置するなどして音質を高めている。
フロントパネルに白色有機ELを採用。デジタルコントロール部とディスプレイをフロントキャビネットに集約する事で、映像/音声の信号と切り離し、干渉を排除している。リモコンも同梱しており、BDプレーヤーだけでなく、他のPRIMARE対応製品も操作できる。
外形寸法は430×375×106mm(幅×奥行き×高さ)。重量は10.5kg。消費電力は60W。スタンバイ時は0.5W。
(2012年 5月 25日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]