オヤイデ、ゼンハイザー「HD650」向け交換ケーブル

-新開発プラグ採用。1.3mモデル7,665円から


HPC-35HDXのシルバー

 オヤイデ電気は、ゼンハイザーのヘッドフォン「HD650」などで利用できるヘッドフォンケーブル2モデルを9月20日に発売する。

 ステレオミニプラグの「HPC-35HDX」と、標準プラグの「HPC-62HDX」を用意し、1.3mモデルの価格はHPC-35HDXが7,665円、HPC-62HDXが8,190円。2.5mモデルも発売し、価格はそれぞれ8,925円、9,450円。カラーは両モデルともシルバーとブラックを用意する。適合ヘッドフォンはHD580、HD600、HD650、HD-25SP-IIなど。


HD650への装着イメージ

 2011年に発売したHPC-35HD(1.3mモデル11,550円)/HPC-62HD(同12,180円)をリニューアルし、低価格化したモデル。ヘッドフォン側プラグには、HD650のために新規開発したオヤイデオリジナルのモールドプラグによりコストダウン。モールド形状と材質の見直しで、信頼性と音質の向上を追求。モールドプラグの差し込み部分にスリット状のモールドを施すことで差し込み時のぐらつきを無くし、ヘッドフォンへの勘合性を高めた。さらに、握りやすいプラグ形状にしたことで、着脱のしやすさを改善。モールド樹脂には強度と電気特性に優れた硬質ポリプロピレンを採用している。

 電極は高精度に削り出した銅合金製ピンに、24K金メッキをプレーティング。音声信号をロスなくヘッドフォンへ伝送するという。ケーブルは、電気特性に優れたPCOCC-A導体とPFA絶縁を継承しつつ、外装シースのケーブルカラーを従来のブラックからブラック/シルバーの2色展開とした。ブラックには半光沢のTPE(オレフィン系エラストマー)を採用。シルバーはマット調の透明PVCを採用。PVCから銀メッキシールドが透けて見えるようになっている。

 ステレオミニプラグと標準プラグには、オヤイデオリジナルの銀+ロジウムメッキ「P-3.5SR」と「P-240T-SR」を採用。全てのハンダ付け箇所には、オヤイデの音響用ハンダ「SS-47」を使用している。

HPC-35HDXのブラックHPC-62HDXのシルバーHPC-62HDXのブラック


(2012年 9月 7日)

[AV Watch編集部 中林暁]