ヤマハ、AVアンプ「RX-A3020」に限定のチタンカラー追加

-伝統カラーが100台限定で復活。AVENTAGE上位モデル


RX-A3020(H)

 ヤマハは、ハイクラスAVアンプ「AVENTAGE」(アベンタージュ)の上位モデルである「RX-A3020」にカラーバリエーションを追加。チタンカラーモデル「RX-A3020(H)」を100台限定で発売する。発売時期は、既発表のブラック/ゴールドモデルと同じ10月上旬で、価格も283,500円で同じ。

 7月に発表された「RX-A3020」のカラーバリエーション。チタンカラー仕上げは、'90 年代を中心にヤマハ製AVアンプやオーディオコンポーネントなどに広く採用されていたもので、「ヤマハを象徴する色として好評を博した伝統のカラー」(ヤマハ)でもある。グレーメタリック調の深い色合いに、ホワイトのレタリングを採用している。

 新色追加の理由としてヤマハは、「当時を知るヤマハファンの皆様、チタンカラーを採用したヤマハAVアンプ(旧製品)からの買い換えを検討中のユーザーの期待に応える」と説明している。


 カラー以外の仕様はブラック/ゴールドモデルと同じ。

 AVアンプとしての基本性能、基幹部品は従来モデルを踏襲しながら、アンプとしての音質の底上げを図り、チューニングパーツの変更や、内部配線と部品の見直しを行なったのが特徴。ビデオボードのパターン引き直しや、音に大きく影響するアースポイントの部品も見直し。SN比の向上などを実現している。

 また、視聴環境最適化システムの「YPAO-R.S.C.」(Reflected Sound Control)の精度を向上。測定用の付属マイクを改良し、より正確な測定が可能になった。

 さらに、MP3などの圧縮音楽ファイル再生時に、失われた高域の情報などを補って再生する「ミュージックエンハンサー」を強化。ロスレスの音源もアップサンプリング/ハイビット変換し、高音質で再生する「ハイレゾリューション・ミュージックエンハンサー」を採用している。

 VPS(バーチャル・プレゼンス・スピーカー)機能も備え、前方上方に設置するプレゼンス・スピーカー(フロントハイ)を仮想的に創成。フロント・プレゼンス・スピーカーの設置が必須だったシネマDSP <3Dモード>を、7.1chや5.1ch構成のシステムでも手軽に利用できる。セリフなど、センターの音像を持ち上げられる「ダイアログリフト」も利用可能。

 DLNA 1.5に準拠したネットワークプレーヤー機能を内蔵しており、PCやネットワークHDDなどに保存した音楽ファイルが再生可能。MP3/WAV/FLAC/WMA/AAC(MPEG-4)をサポート。FLACは24bit/96kHzまで対応する。さらに、AirPlayにも対応。前面USB端子に接続したiPhone/iPod/iPadから、デジタル伝送で高音質再生する事もできる。


(2012年 9月 11日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]