ナスペック、Pro-Ject Audioの小型ヘッドフォンアンプ

-実売25,000円の「Head Box S」。フォノアンプも


Head Box S

 ナスペックは、オーストリアPro-Ject Audioの小型コンポ「Sシリーズ」にヘッドフォンアンプ「Head Box S」とフォノアンプ「Phono Box」を追加。9月1日より発売した。価格はいずれもオープンプライスで、店頭予想価格はそれぞれ25,000円前後。カラーは、いずれもシルバー(SLV)とブラック(BLK)を用意する。

 「Head Box S」は、デジタルオーディオプレーヤーやCDプレーヤーなどを接続できる小型のヘッドフォンアンプ。アナログ音声(RCA)の入出力端子を1系統ずつ備え、ヘッドフォン出力は6.3mm径の標準プラグ。出力は330mW(30Ω)及び60mW(300Ω)で、周波数特性は30Hz~20kHz/-0.05dB。ゲインは11dBで、全高調波歪は0.003%、SN比は95dB。18V/1AのACアダプタで動作する。

 別売のDAC内蔵iPodトランスポート「Dock box S Digital」(実売45,000円)と接続して、ヘッドフォンでiPhone/iPodの音源を高音質に楽しむこともできるという。外形寸法は103×103×36mm(幅×奥行き×高さ)で、電源を除く重量は0.6kg。

 「Phono Box」は、Pro-ject Audioのフォノイコライザのエントリーモデル。ロ―ノイズICを採用し、正確なRIAAイコライゼーションなどで高音質を追求したという。

 入出力端子はRCAを各1系統装備。MM/MCの切り替えはリアパネルのスイッチで行なえる。入力インピーダンスは47kΩ/120pFと100Ω/120pFで、ゲインは40dB(MM)/60dB(MC)。全高調波歪は0.01%(MM)/0.05%(MC)。18V/1AのACアダプタで動作する。外形寸法は103×104×36mm(幅×奥行き×高さ)で、電源を除く重量は0.57kg。

背面Phono Box背面

(2012年 9月 14日)