パナソニック、スマホ連携対応の7型SDナビ「Strada S」

-地デジ/DVD/iPhone対応。モーション操作機能を強化


 パナソニックは、SDカーナビ「Strada Sシリーズ」2モデルを10月22日に発売する。コンソール幅180mmの「CN-S310D」と、200mmワイドコンソール用の「CN-S310WD」を用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格はいずれも10万円前後の見込み。

SDCN-S310Dワイドコンソール用のCN-S310WD

 16GBのSDHCカードに地図データなどを収めたモデル。CN-S310DとCN-S310WDは、いずれも7型/800×480ドットの「クリアパネル」を採用したLEDバックライト液晶で、コンソール幅以外の主な仕様は共通。

 AV機能として、地デジの12セグ/ワンセグ受信やDVD再生、CDからSDカードへのダイレクト録音などのAV機能を搭載している。また、ナビ機能ではiPhone/Androidスマートフォン用の無料アプリで検索した情報をナビで活用できることが特徴。アプリは、現在地の近くにあるオススメスポットを紹介する「寄り道コンシェルジュ」機能など、目的地探しの機能も強化されている。

 UIの大幅な改善も行なわれており、同社の一部HDDナビで搭載している「モーションコントロール」を採用。抵抗感圧式タッチパネルを搭載し、フリック(はらい)やドラッグ(なぞり)で地図のスクロールなどが行なえる。これに加え、Sシリーズではダブルタップや、2本指によるシングルタップ、ピンチイン(画面に触れた指を狭める)、ピンチアウト(画面に触れた指を広げる)での操作にも対応。地図の拡大/縮小が、よりスマートフォンに近い感覚で操作できるようになった。また、地図画面上に普段はできるだけ操作キーを表示させず、画面のほぼすべてに地図をすっきり表示できる「ランチャー機能」も採用。画面右下の「LAUNCHER」キーで、使用頻度の高いキーを呼び出して操作できる。LAUNCHERで表示する操作キーのカスタマイズもできる。

 地デジチューナは4チューナ/4アンテナ式で受信性能を向上。家のDIGAやVIERAの番組持ち出し機能でSDカードに記録した番組や、DVDにVRモードで録画した番組も再生できる。

 DVD/CD部はDVDビデオ、DVD-R/RW、CD、MP3やWMAを記録したCD-R/RWなどが再生可能。USB端子も備え、別売中継ケーブル(1,680円)を介してiPod/iPhoneもUSB接続でき、カーナビ本体からiPod/iPhoneを操作可能。CDからSDカードへ最大999曲のダイレクト録音も行なえる。アンプの最大出力は50W×4ch、定格出力は18W×4ch。

 Bluetoothも内蔵。ハンズフリー通話やワイヤレス音楽再生が行なえるほか、Androidスマートフォンからカーナビへ地点データの伝送が可能。

 そのほか、ナビ機能ではスマートフォンの専用アプリ「おでかけナビサポート ここいこ♪」で検索したグルメ・観光スポットなどの地点データをワイヤレスでカーナビに伝送して目的地に設定可能。検索機能も強化され、目的地データの自動転送にも対応している。

 なお、トヨタのプリウスやホンダのフリードなど、対応車種別の取り付けキットを使って設置する専用設計モデル「Lシリーズ」も10月22日より順次発売する。価格はオープンプライスで、専用取り付けキット「ビューティフルキット」込みでの店頭予想価格は8型ディスプレイの「CN-LS810D」が17万円前後、7型の「CN-LS710D」が15万円前後。



(2012年 9月 19日)

[AV Watch編集部 中林暁]