ソニー、NFC機器とタッチペアリングするアプリ公開

スピーカーとスマホを“タッチ”でBluetooth接続


Bluetoothスピーカー「SRS-BTV5」とスマホをタッチでBluetooth接続

 ソニーは27日、NFC(近距離無線通信)対応の同社製スピーカーやヘッドフォンと、NFC対応スマートフォンを手軽にワイヤレス接続するためのアプリ「NFC簡単接続アプリ」を公開した。Google Playにて提供しており、無料でダウンロードできる。

 NFC対応のAV機器として、ソニーはBluetoothスピーカーの「SRS-BTV5」と「SRS-BTM8」を10月20日に発売予定。さらに、Bluetoothヘッドフォン「MDR-1RBT」を10月27日に、Bluetoothレシーバの「DRC-BTN40」と、Bluetoothヘッドセット「DRC-BTN40K」を10月10日に発売する予定。

 対応のスマートフォンやタブレットに「NFC簡単接続アプリ」をインストール。アプリを立ち上げた状態で、NFC対応機器の特定の部分にタッチすると、その機器とBluetoothのペアリングができる。スマートフォンの設定画面に入ってペアリングする必要が無く、簡単かつ直感的にペアリングできるのが特徴。


「NFC簡単接続アプリ」の画面。これを起動した状態で、対応機器とタッチする

 また、例えばスピーカーとペアリングしている状態でも、スマートフォンをヘッドフォンにタッチすれば、スピーカーと切断され、ヘッドフォンとペアリングできる。さらに、ペアリング中の機器に再度タッチすると、ペアリングが切断。接続先の機器が電源OFFの状態でも、スマートフォンをタッチする事で、機器の電源がONになり、Bluetooth接続が完了する。

電源が入っていなくても、タッチする事で電源がONになり、ペアリング完了
他の機器とペアリングしている途中に、他の機器とタッチすると、現在のペアリングが切断され、新たな機器とペアリングする

 アプリのインストール対象端末は、NFC機能、またはおサイフケータイ機能を搭載したスマートフォン。対応OSはAndroid 2.3.3以降となる。

MDR-1RBT手のひらサイズの「SRS-BTV5」取っ手がついた「SRS-BTM8」

(2012年 9月 27日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]