ラステーム、USB/光/同軸デジタル搭載の2chアンプ

ヘッドフォン用に32bit/192kHz DAC搭載。66,150円


 ラステーム・システムズは、デジタルステレオアンプ「HDA-524」を10月5日より発売する。価格は66,150円。カラーはブラックとシルバーの2色。

ブラックシルバー

 最大出力50W×2ch(4Ω)のデジタルアンプ。USB Audio 2.0対応で24bit/192kHz入力が可能なUSB入力1系統と、24bit/192kHz対応の光/同軸デジタル各1系統を備える。アナログ入力はRCA 1系統。ヘッドフォン用に32bit/192kHz対応のDAC「PCM5102」(TI製)と、最大出力110mW×2chのヘッドフォンアンプも搭載する。ヘッドフォン出力は標準ジャック。

 USB接続時はアシンクロナスモードに対応。MacではOS X 10.6.3以降のOS標準ドライバで動作するほか、Windows XP/Vista/7は専用ドライバで動作。このドライバはASIOにも対応。また、Vista/7はWASAPIも使用できる。アナログ回路部はアイソレータでデジタル部と分離され、ノイズを遮断するという。クロックには、±1.0ppm精度のTCXO(温度補償型水晶発振器)を搭載し、ジッタの抑制を図っている。

 電源は同期整流方式とPower Factor Correction(PFC=力率改善回路)を搭載したSMPS(Switch Mode Power Supply)を採用し、高効率と高い応答性を実現。オーディオ信号の急激な変化にも応じて電力を瞬時に回路へ供給するという。

背面

 スピーカーの対応インピーダンスは4~8Ω。6Ω時の最大出力は33W×2ch、8Ω時は25W×2ch。周波数特性は10Hz~20kHz(-0.5dB、2W時8Ω負荷)、全高調波歪み率は0.05%以下(2W/8Ω)、SN比は100dB、ダイナミックレンジは100dB。スピーカー端子はネジ式で、バナナプラグ対応。

 前面に96×96ドットの有機ELディスプレイを備え、入力サンプリングレートやレベルメーター表示が可能。ピークメーターは入力されたデジタルオーディオ信号を直接演算することで誤差の無い高精度な表示が行なえるという。ボリューム部にはSMV(Smoothing-Volume)技術を採用し、微調整も可能となっている。

 ファームアップ用のUSBも装備。消費電力は最大120W。外形寸法は210×240×50mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.3kg。リモコンや、USBケーブルなどが付属する。



(2012年 10月 4日)

[AV Watch編集部 中林暁]