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ラステーム、24bit/192kHz対応のデジタルボリュームコントローラ

デジタルボリュームコントローラ兼トーンコントローラ「REV33

 ラステーム・システムズは、光、同軸、AES/EBUのデジタル入出力を備えたデジタルボリュームコントローラ兼トーンコントローラ「REV33」を2月4日に発売する。価格は34,650円。

 入力されたデジタルの音声信号を、直接フルデジタルデータのままコントロールできる製品。同社のフルデジタルアンプ「RDA-720」や、USB/デジタル入力対応のアンプ「TRU22E」などとの接続を想定している。

 光、同軸、XLR(AES/EBU)の入出力端子を各1系統搭載。最高で24bit/192kHzまでサポートする。出力時は3系統同時に出力できるため、電子ボリュームだけでなく、DDコンバータとして使う事もできる。

 常温偏差±1.0ppmのTCXO(温度補償型水晶発振器)を採用する事で、クロックジッタを抑制。「原音に忠実でクリアな音質を実現した」という。

 音量調整は0.5dB単位で調整できる。音質調整では、低域、高域それぞれ2dB単位で±10dB範囲の調整ができる。また、音質をプラス方向に調整した場合、信号レベルが0dBを超える事で発生する歪を防ぐ「プリスケール機能」も搭載。こうした音質調整を無効にして原音で出力するスルー機能も用意する。

背面

 出力レベルは-64dB~0dB、-80dB~0dB、-90dB~0dBの3種類から選択可能。付属のリモコンで音量調整、デジタル・トーン・コントロール、入力切替、ミュートのOP/OFF、画面の明るさ調整も可能。

 ディスプレイは96×96ドットの有機EL。入力サンプリングレートや、出力メーターなどが表示され、設置場所に合わせて画面の明るさを3段階から調整可能。一定時間操作が無いと画面を消灯する「DIMMER」機能も備えている。

 本体サイズは123×127×48mm(突起は含まず)。重量は本体のみで約600g。

(山崎健太郎)