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iriver「AK100」最新ファーム公開。M4Aファイルの歌詞表示対応

AK100

 エムヴィケーは21日、iriverブランドのハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤー「Astell & Kern AK100」の最新ファームウェア「1.32」を公開した。このファームにより、iTunesで作成したM4Aファイルの歌詞表示に対応。日本語フォントの改善や、起動時間の短縮などの機能改善が図られている。

 '12年11月に提供開始した「バージョン1.13」では、FLACファイルの歌詞表示に対応。今回のアップデートで新たに、iTunesでエンコードしたM4Aファイルでの歌詞表示も可能となる。

 プレイリストに登録したファイルを削除した後、当該プレイリスト内に残った削除ファイル名をグレー表示し、タッチ反応しないように変更する。さらに、日本語のフォントを改善した。なお、言語を日本語に設定している場合、ファイル名が韓国語だと文字化けするという。

 他にも、ストリーム情報など一部破損したFLACファイルを再生できるようにするなどの機能改善、Mac OSでフォーマットした際に誤動作するバグの修正などが行なわれている。起動時間の短縮化も図られているという。

 AK100は、iriverの高級Hi-Fiオーディオシリーズ「Astell & Kern」の第1弾製品として発売されたポータブルオーディオプレーヤー。最高24bit/192kHzのFLAC/WAV再生が可能で、32GBの内蔵フラッシュメモリと、2基のmicroSDスロットを装備。2.4型/320×240ドットのIPSカラー液晶を採用した、静電容量式タッチパネルでの操作に対応。3.5mmの光デジタル入出力端子(出力はヘッドフォンと兼用)を備え、DDCやDACとして利用することもできる。

 これまでのファームウェアアップデートで、Bluetooth経由での24bit/96kHz音楽ファイル再生(Ver.1.20)や、最大24bit/192kHzのApple Lossless、AIFF(m4a形式)、AAC(最大320Kbps)の再生(Ver.1.30)に、それぞれ対応している。

(庄司亮一)