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イーフロンティア、実売6,279円のKlipschイヤフォン

5色のカラー。5.8mm径ユニット採用の「S3m」

5色のカラーバリエーションを用意する

 イーフロンティアは、米Klipschのカナル型(耳栓型)イヤフォン新モデル「Image S3m」を7月12日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6,279円。カラーリングはブラック、ホワイト、モナコブルー、ジェードグリーン、レッドの5色。

 5.8mm径のダイナミック型ユニットを採用したイヤフォン。S3の後継モデルで、新色を追加したほか、筐体と同じカラーのケーブルを採用している。再生周波数帯域は12Hz~18kHz。出力音圧レベルは106dB。インピーダンスは18Ω。

ブラック
ホワイト
モナコブルー
ジェードグリーン
マイク付きの1ボタンリモコンを装備している

 ケーブルの途中に、マイク付きの1ボタンリモコンを装備。iPhone/Androidに対応し、音楽の再生・停止、先送り・先戻しが可能。マイクを使い、通話する事もできる。

 入力はステレオミニ。イヤーピースは3サイズを同梱。小型キャリングポーチも付属する。

音を聴いてみる

ジェードグリーン

 豊富なカラーバリエーションを備えており、ケーブルまでハウジングとカラーが統一されているのがデザイン面の特徴。「ジェードグリーン」は、あまりイヤフォンのカラーバリエーションで見かけない系統のカラーで新鮮味がある。

 試聴にはハイレゾプレーヤーの「AK120」を用い、24bit/192kHzの「イーグルス/ホテルカリフォルニア」を再生した。

 5.8mm径のダイナミック型ユニットを採用したイヤフォンだが、もったりした印象はまったく無く、非常に軽やかで伸びやか、ストレスフリーな再生音が特徴的。Klipschらしい“鳴りっぷりの良さ”が楽しめる。

使用イメージ

 低域まで軽いというわけではなく、しっかりと芯のある、鋭い低域が切り込む。重心の低さはそれほどではないが、トランジェントは良好で、歯切れの良い、存在感のある低域だ。高域も抜けが良く、こもりや付帯音は感じられない。全体のバランスも良く、再生する楽曲を選ばない実力の持ち主だ。

 一方で、中高域の響きは少なめで、高域寄りの楽曲では、もう少し潤いが欲しいとも感じる。ダイナミック型なのでエージングが進んでいけば、艶やかさも出てくるだろう。実売6,279円と低価格な部類だが、コストパフォーマンスは良好で、人を選ばないイヤフォンだろう。

レッドモデル
試聴の様子

(山崎健太郎)