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DALI、エントリーブックシェルフ「ZENSOR 3」

「ZENSOR 1」の兄貴分でペア65,100円

「ZENSOR 3」のライトウォールナット

 ディーアンドエムホールディングスは、デンマークDALIのエントリースピーカー「ZENSOR(センソール)」シリーズに、ブックシェルフタイプの「ZENSOR 3」を追加。11月下旬に発売する。仕上げはライトウォールナットとBK(ブラックアッシュ)の2種類で、価格はペア65,100円。

 2ウェイ2スピーカー構成。180mm径のウーファを搭載したフロア型「ZENOSOR 7」(ペア126,000円)をブックシェルフにしたバージョンで、末弟モデル「ZENSOR 1」(ペア37,800円)の兄貴分にあたる。この追加により、ZENSORシリーズはブックシェルフ2モデル、フロア型2モデルのラインナップとなる。

 「ZENSOR 1」のユーザーから「もう少し上のモデルが欲しい」という声が多く、「ZENSOR 5」(ペア100,800円)との間を埋めるモデルと位置付けられている。6万円~8万円の価格帯には6.5インチウーファのスピーカーが多いため、7インチウーファを特徴として訴求。「ZENSOR 1」と比べ、ウーファが大口径になる事で、能率の向上や歪の低減、低域の解像度がアップ。「DALIで評される、いわゆる“鳴りっぷりの良さ”を更に具現化した」という。

右が末弟モデル「ZENSOR 1」。左が「ZENSOR 3」
「ZENSOR 3」の位置付け

 ツイータは軽量な振動板を用いた25mm径ソフトドームを採用。180mm径ウーファの振動板には、微粒子パルプにウッドファイバーを混合したコーンを採用。軽量かつ剛性が高く、スパイダー状のサスペンションと組み合わせて、微細な表現も正確に再生するという。
 スイートスポットを広げるために、クロスオーバーのデザイン、幾何学構造まで検証し、選び抜いたというドライバを搭載。大きくスポットから軸を外れた角度でも、調和したサウンドが体験できるという。また、周波数の変化によってインピーダンスの変化がなだらかなため、アンプにかかる負荷が安定しており、アンプに優しい設計としている。

BK(ブラックアッシュ)モデル

 フロントバッフルはMDFで、光沢グロス仕上げ。エッジはラウンド加工されている。プレートにはアルミニウムを使っている。

 再生周波数特性は50Hz~26.5kHz。クロスオーバー周波数は2.6kHz。入力感度は88dB。インピーダンスは6Ω。推奨アンプ出力は25~125W。外形寸法は351×205×293mm(幅×奥行き×高さ)、重量は6.3kg。

(山崎健太郎)