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キューテック、BD/HQCD/SACD/LPを聞き比べられる音質チェックディスク「THE EARTH」。31,500円
(2013/9/4 10:50)
キュー・テックは、高音質オーディオリファレンスディスク「Symphonic Poem THE EARTH」(QADS-1001)を9月20日より発売する。同一内容のオーディオ用Blu-ray Disc、SACD(SHM仕様)、HQCD、30cm LP×2枚のオーディオ用ディスク4種5枚組をセットしたもので、価格は31,500円。収録時間は32分で、完全限定生産となる。
同社の持つレコーディング/マスタリング技術を結集して制作したオーディオチェック用のリファレンスディスク。BD/SACD/CDプレーヤーやアナログディスクプレーヤー、アンプ、スピーカーシステムなどのオーディオシステムの音質を主観評価、調整するために企画した。
ディスクは以下の5枚が付属。ディスクの違いによる音の違いなどを主観的に評価可能とする。
- SACD(SHM仕様)
- Blu-ray(オーディオ用Blu-ray Disc/BDM)
- HQCD(液晶テレビ用ポリカーボネートを使用した高品質CD)
- 30cm LP(45rpm/100%バージン・ビニール)×2
各ディスクには、作曲家 山下康介氏が書き下ろしたオーディオチェックのためのオリジナルミュージック「交響詩・THE EARTH」を収録。レコーディングは24bit/96kHzで、EQやコンプレッサ、リミッタなどのマスタリング工程をすべて省略したDMC(Direct Master Cutting)方式でマスターを制作。同マスターを元に、キューテック独自の高音質デジタル信号伝送技術「FORS」を採用したマスタリングを行ない、オリジナルに近いマスターサウンドを実現したという。
また、ディスクのプレスは、メタルマスターで直接プレスする「ダイレクトメタルマスタープレス」を全てのメディアに採用している。
BDは、24bit/96kHzのステレオ(リニアPCM)のほか、7.1chの音源も収録。HQCDは16bit/44.1kHz、LPは45回転の180g重量盤仕様。音に影響を与える着色物を排除し、成型の安定性と音質を考慮した低重合度のストレート塩化ビニールを使用した「100% FINE RECORD」となっている。
同一のマスターを使った、ガラス基板採用のリファレンスCD「CRYSTAL DISC」(QAC-1006)も限定生産。価格は52,500円。さらに、24bit/96kHz WAVマスターからダイレクト等速プリントするオープンリールテープ「QAT-1001」も受注生産を行なう。価格は2tr-1/4-38cmが33,600円、2tr-1/4-76cmで52,500円。