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米TI、ウェアラブルも想定のDLP Pico「0.2" TRP」

輝度100%向上、消費電力は50%削減

左が最新のDLP Pico「0.2" TRP」、右がDLP Cinema 4Kチップ

 米Texas Instruments(TI)は9日、IFA 2013において、スマートフォンやタブレッド、デジタルカメラなどに加え、ウェアラブル・デバイスへの搭載も想定した、小型のプロジェクタ用チップセット「DLP Pico」の最新版「0.2" TRP」を発表。「ワールドクラスのブランド製品を提供する企業やメーカーは、既に0.2" TRPを採用した製品開発に積極的に取り組んでいる」という。

 DMDパネルを動作させる「Tilt & Roll Pixel」(TRP)アーキテクチャと、アダプティブ型「IntelliBrightアルゴリズム」を搭載しているのが特徴。消費電力の最大50%低減しながら、フレーム間で最大100%の輝度向上を実現。パネル解像度は854×480ドット。DLP Cinemaチップで使われているMEMS技術も投入されている。

(山崎健太郎)