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【CES】Westone、フラッグシップヘッドフォン「PREMIERE」

リボン+ダイナミック型/アンプ内蔵。カスタムIEMも

フラッグシップヘッドフォン「PREMIERE」(ショーケース内の展示)

 米国ラスベガスで1月10日(現地時間)まで行なわれている「2014 International CES」より、Westoneのブースレポートをお届けする。

 カナル型(耳栓型)イヤフォンやカスタムインイヤモニターで知られる同社が、フラッグシップモデルと位置付けるヘッドフォン「PREMIERE」を参考展示している。リボン型とダイナミック型の2ウェイドライバを搭載し、アンプも内蔵する。

 ハウジングはアルミ製で、ユーザーがパーツの色などを選んでBTOで決定できることも特徴。ケーブルは着脱式で、プラグはXLRミニ。なお、アンプを搭載しない「SIGNATURE」というモデルも用意する。

 CESに合わせてカスタムインイヤモニターの「AC10」と「AC20」も発売した。価格は、シングルBAドライバのAC10が349.99ドル、デュアルドライバのAC20が479.99ドル。シリーズ共通の特徴は、「cold-pour acrylic earpiece」により、ハウジングの耐久性と安定性を向上させた点など。脱着可能な「EPIC」ケーブルを採用する。

 デュアルドライバのAC20は、「Dual Bore technology」により、音の正確な伝達を追求。2ウェイドライバとパッシブクロスオーバーを備え、強力な低域とスムーズな中域、明瞭な高域をバランスのとれた形で実現するという。

 ダイナミックドライバを搭載した「Adventure」(ADV)シリーズの第2世代モデル「Beta」も発売した。ユニットは6.5mm径。ハウジングにはアルミプレートを使用し、IPX3の防水仕様となっている。価格は179.99ドル。

 既報の通り、BAドライバ6基搭載のカナル型(耳栓型)イヤフォン「W60」や、BAユニット5基の「W50」も発売。いずれも、独自のバランスド・アーマチュアドライバを搭載。W50はLow/Mid/Highの3つのクロスオーバーを備え、W60はデュアルツイータ/ミッドレンジ/ウーファの3ウェイ6ユニット構成で、マルチウェイクロスオーバーを採用する。価格はW50が750ドル、W60が999ドル。

カスタムインイヤモニターの「AC10」
防水仕様の「Adventure Beta」
左が「W50」、右が「W60」

(中林暁)