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TDK、Kleer無線非圧縮伝送のヘッドフォン「TH-WR800」

装着性を向上させたアラウンドイヤー型を夏発売

TH-WR800のトランスミッタ(左)とヘッドフォン(右)

 イメーションは、5月10日~11日まで開催中の「春のヘッドフォン祭 2014」において、「TDK Life on Record」ブランドのデジタルワイヤレスヘッドフォン「TH-WR800」を参考出展した。'14年夏の発売を予定しており、価格は16,000円前後。

 非圧縮無線伝送のKleer(クリアー)技術を採用した、アラウンドイヤー型のヘッドフォン。TDKブランドでは、'10年よりKleer技術搭載のオンイヤー型「TH-WR700」を発売しているが、新モデルのWR800は、家で映画を観るといった利用シーンを想定。長時間でも快適に装着できるよう、イヤーパッドやヘッドパッドを設計している点などが特徴。プレーヤーなどに接続するトランスミッタはステレオミニの直出しケーブルを備え、単4電池2本で動作する。

 ハウジングは密閉型。ユニットはダイナミック型/40mm径で、再生周波数帯域は20Hz~20kHz、音圧感度は103±5dB/mW。ヘッドフォンの電源も単4電池2本を使用する。なお、展示されていたヘッドフォンはデザインが最終ではなく、ハウジングやヘッドバンド内側などのカラーは今後変更される見込み。

本体カラー/デザインは、右側のパッケージのものに近くなる予定
ハウジング外側で音量操作ができる
トランスミッタはステレオミニ接続

 Bluetoothヘッドフォン「TH-WR780」も参考展示。同じく夏発売で、価格は1万円前後。こちらは音楽向けで、Bluetooth 2.1に対応。コーデックはSBC。ドライバユニットはダイナミック型/40mm径で、音圧感度は93±3dB/mW。充電バッテリを内蔵し、USB経由で充電できる。

TH-WR780
ハウジング部の側面に操作ボタンなどを装備
ヘッドフォン祭では、イヤフォンのCREF-Xや、Bluetoothスピーカーなども展示していた

(中林暁)