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radiko.jp、地域制限無く全国のラジオが聴けるプレミアム会員が10万人到達

 radiko.jpは、地上波ラジオサイマル配信「radiko.jp」の地域制限を受けずに聴取できる有料サービス「radiko.jpプレミアム(エリアフリー聴取)」の登録会員数が、4月1日のサービス開始から7月11日までの約3カ月で10万人に到達したと発表した。

 また、6月20日の午前8時台には、ワールドカップの実況中継の影響で、通常のradiko.jpにおいて、過去最高となる16万2,000アクセスも記録した。

プレミアム登録会員数が10万人到達

 radiko.jpでは、10万人到達の要因について、「“配信エリアの枠を超えてラジオが聴きたい”というユーザーの需要が予想以上に大きかったため」と分析。ユーザーからは、「懐かしい地元の番組が聴けてうれしい」、「出張先でもいつもの番組が聴けるから便利」、「好きなチームの野球中継がどこにいても聴けるのはありがたい」、「これまで聴けなかったタレントの番組が聴けて毎週楽しみ」などの声が寄せられているという。

 10万人の登録会員の内訳は男性が約8割、女性が約2割。30代から40代がメインユーザーで、居住エリアは多い順に関東地区(1都6県)、関西地区(2府4県)、中京地区(3県)となり、関東地区は全体の約30%、関西は約18%、中京地区は約10%と、基幹3地区にて半分以上を占めている。

 radiko.jpプレミアムは、月額350円で日本全国のラジオがエリア制限無く聴取できる有料サービス。4月30日にcross fm、5月9日にふくしまFMが、radiko.jpとradiko.jpプレミアムに参加。7月14日現在で合計62局が聴取できる。

 また、既にradiko.jpには参加しているラジオ福島が、8月1日からradiko.jpプレミアムにも参加を予定。その時点で、合計63局となる予定。

radiko.jpで過去最高の16万2,000アクセスを記録

 瞬間16万2,000アクセスを記録したのは、6月20日の午前8時台。民放ラジオ59局による「2014 FIFA ワールドカップ実況中継 日本対ギリシャ」がその時間帯に編成されていたこともあり、多くのアクセスがあったという。なお、月間ユニークユーザー数は約1,300万人前後で推移している。

 このワールドカップ中継は、平日の朝に放送されたため、通勤・通学などの移動中での聴取が多かったとみられ、全ユーザーのうち86%がスマートフォンでの聴取だったという。

 また、radiko.jpではアクセス数が高まった要因として、「番組自体の注目度に加え、番組開始前後および放送中に起こったSNSによる話題の拡散によるもの」と分析。「ラジコで日本戦が聴ける」、「ラジコでニッポン応援中」、「ラジコがあってよかった」といった「radiko.jp」聴取を促す内容のツイートやコメントがSNSのタイムライン上に散見されたという。

(山崎健太郎)