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e☆イヤホン、15ブランドを扱う初のカスタムイヤモニ専門店オープン。店内で耳型も

 イヤフォン・ヘッドフォン専門店の「e☆イヤホン秋葉原店」は22日、世界初のカスタムイヤモニター専門店として「e☆イヤホン秋葉原店 カスタムIEM専門店」をオープンした。7月17日にオープンした新店舗(4階)と同じカンダエイトビル(千代田区外神田4-6-7)の1階で、営業時間は11時~20時。8月22日~24日の3日間は、この新店舗とWeb店舗にてオープンセールも実施する。

「e☆イヤホン秋葉原店 カスタムIEM専門店」の外観

 個別の耳型に合わせたオーダーメイドのイヤフォンを扱う、e☆イヤホン初のカスタムイヤモニ専門店。Ultimate Ears、Westone、カナルワークス、JH Audio、Sensaphonics、fitear、Unique Melody、Rooth、NOBLE、1964 EARS、くみたてLabの製品のほか、日本初上陸となる、HEIR AUDIO(カナダ)、AAW(シンガポール)、VISION EARS(ドイツ)、lime ears(ポーランド)など、世界最大級という15ブランドのイヤモニを取り扱う。価格帯は、ダイナミックドライバ1基を搭載したAAWのエントリーモデル「A1D」が28,900円(税込)など、オーダーメイドとしては手頃な3万円前後から用意する。

国内初上陸のVISION EARSのイヤモニ
同じく初上陸のAAW製品
カナダ発のHEIR AUDIO
カンダエイトビルの1階にカスタムIEM専門店。4階が秋葉原店

 新店舗は、先日オープンした秋葉原店(4階)と同じビルの1階にあり、歩道に面した分かりやすい場所となっている。店内は1階と地下1階の2フロアで、1階には各ブランドの製品が展示してあり、試聴も可能。イヤモニのデザインや加工なども相談できる。また、Ultimate Earsのイヤモニ「Personal Reference Monitor」用に、高域・中域・低域の量を調整し、好みの音質をオーダーできる専用機器も常設している。

 地下1階は耳型採取専用スペースで、専門スタッフによる耳型採取・作成が行なわれる。耳型採取は事前予約制で、作成には30分ほど時間が必要。料金は5,000~6,000円程度。耳型の作成からイヤモニの引渡しまでには約1カ月~2カ月かかるという。耳型の持ち込みも可能だが、「耳型は時間経過によって縮んだりサイズが変わることがあるので、その都度作成することをお薦めする」としている。

店内の様子。各ブランドの製品が多数展示される
交換ケーブルなどもラインナップ
UE製品のコーナー
世界に数台しかないというUE「Personal Reference Monitor」専用のモニター機器
UEイヤモニの各モデルの音を擬似的に再現して試聴できる機器

 e☆イヤホンの松田氏は新店舗について、「国内最大級の品揃えと、製品の試聴・比較から、耳型採取、製品オーダーまで、全て店内でワンストップできることが特徴。また、耳型採取の専用スペースを地下にしたことで、静かな環境でリラックスして耳型を作成できる」と説明。今後の展開について、「3Dスキャナ・プリンタを導入することを計画しており、それらを使って耳型をデジタルデータ化していく。カスタムイヤモニの工場は海外が多いが、データでやり取りできれば納期短縮などメリットがある」とした。また、「最近は海外からのお客さんも多く、新店舗をカスタムイヤモニの中心地として、国内外に発信していきたい」と展望を語った。

(一條徹)