エイベックスとサイバーエージェントが定額制音楽配信サービス開始へ。合弁会社設立

　エイベックス・グループ・ホールディングスの100%子会社であるエイベックス・デジタルとサーバーエージェントは6日、新たなサブスクリプション型(定額制)音楽ストリーミング配信サービスの提供に向けた新会社を、共同出資で設立すると発表した。設立時期は11月下旬を予定している。

　新たな音楽のサービスの立ち上げに向け、共同出資による合弁会社を設立。新会社の目的については「音楽に対するユーザーの楽しみ方がデジタル技術の進化によって大きく変わるなか、音楽コンテンツの利用の活性化と市場の更なる発展のために、音楽との新たな出会いや楽しみ方をユーザーに提案できるサービスを開発、提供する」と説明。具体的には、エイベックスグループが新サービスにおける配信楽曲数増加に協力、サイバーエージェントはアプリケーション開発や、運営への協力を行なう。

　商号は未定で、資本金は10億円。会長には、エイベックス・グループ・ホールディングスの松浦 勝人社長兼CEOが、社長にはサイバーエージェントの藤田晋社長が就任する。

　エイベックス・グループ・ホールディングスとサイバーエージェントは、両社の信頼関係強化や、新しい合弁会社での新サービスの推進を目的に、6日付で資本提携することに基本合意。サイバーエージェントがエイベックス・グループ・ホールディングスの株式を取得する。取得の方法や取得株数については未定で、改めて案内する。なお、この件に伴う新株の発行は予定していない。