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オンキヨー、英Meridianの新ハイレゾ音声形式「MQA」対応製品を開発開始

MQA

 オンキヨーは20日、英Meridian Audio(メリディアン)が開発したハイレゾ音源の新たな音声フォーマット「MQA(Master Quality Authenticated)」に対応する製品の開発を開始したと発表した。

 MQAは、「マスター音源から、一切のディテールや感情を損なうこと無く、アーティストのパフォーマンスを聴くことができる」というオーディオコーデック。DVDオーディオやドルビーTrueHDの基礎技術となっている「MLP」などのオーディオコーデック開発でも知られるメリディアンが'14年に開発を発表した。独自のエンコーディング手法により「音質はそのままに、ハイレゾ音源の容量を大幅に削減する」としており、音楽プロデューサーやアーティスト、エンジニア、レコード会社から評価されているという。

 オンキヨーはMQAを「今後のハイレゾ戦略を強力に推進する有効な技術」と見ており、対応のAV機器やソフトの開発、製品化に向けて前向きに検討すると発表。「今後国内外で拡大するハイレゾ市場において高品位な音楽体験を実現する製品を世界的に展開し、事業拡大を目指す」としている。

(中林暁)