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スマホでの音楽再生は「動画アプリ」が56%、ハイレゾ認知は46.7%。MMD研調査

 MMDLaboは17日、運営するMMD(モバイル・マーケティング・データ)研究所において、「スマートフォンでの音楽視聴に関する調査」の結果を公表。スマホユーザーのハイレゾについての認知度は46.7%で、ハイレゾ未購入者のうち購入意向があるのは27.1%だった。

ハイレゾの認知度(出典:MMD研究所)

 調査は、スマートフォンを所有する15歳以上の男女を対象に、インターネット上でアンケートを実施。調査期間は2015年2月13日~15日で、有効回答数は556人。OS別の内訳は、iOSユーザーが140人、Androidユーザーが416人。

 スマホでの音楽視聴頻度についての質問では、iOSユーザーの32.9%、Androidユーザーの20.2%が、「ほぼ毎日」スマホで音楽を聴いていると回答。一方、「スマートフォンでは音楽を聴かない」と答えたのは、iOSが27.1%、Androidは39.2%で、OSによって視聴頻度が異なる結果となった。

 スマホで音楽を聴いていると回答した355人を対象に、どのような方法で聞いているか(複数回答)を聞いたところ、「動画アプリ」が56.1%と最も多く、次いで「無料音楽配信アプリ」(33.2%)、「購入したCDからスマートフォンに取り込んで聴いている」(32.7%)、「レンタルしたCDからスマートフォンに取り込んで聴いている」(22.5%)となった。有料音楽配信アプリを利用している人は15.8%、定額制音楽配信アプリの利用者は3.7%だった。

 ハイレゾについて調査したところ、「知っている(ダウンロードしたことがある)」と答えたのは3.8%で、「知っている(ダウンロードしたことはない)」(26.4%)、「名前は聞いたことがあるが意味はわからない」(16.5%)と合わせると、認知度は46.7%となった。

 ハイレゾをダウンロードしたことがないと回答した535人を対象に、購入意向について聞いたところ、「とても購入したい」が5.0%、「やや購入したい」が22.1%で、合わせて購入意向は27.1%という結果になった。

(一條徹)