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1月の電子機器出荷額は前年同月比78.1%。JEITA発表

テレビは小型モデルが伸長、50型以上は3割減

 電子情報技術産業協会(JEITA)は20日、2015年1月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。1月の電子機器の出荷金額は前年同月比78.1%の894億円で、10カ月連続のマイナスとなった。内訳は、映像機器が同80%の415億円で7カ月連続のマイナス。音声機器は同66.5%の59億円で2カ月連続のマイナス。カーAVC機器は同78.2%の419億円で9カ月連続のマイナス。

民生電子機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 1月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比94.4%の39万2,000台。このうち4K対応テレビは2万5,000台で、薄型テレビ全体に占める割合は6.5%となった。インターネット動画対応は14万7,000台(前年同月比69.3%)。3D対応は4万台(同52.2%)で、テレビ全体における割合は10.1%。サイズ別では、29型以下が同133%の13万7,000台、30~36型が同82.4%の11万9,000台、37~49型が同86.1%の9万8,000台、50型以上は同70.2%の3万8,000台。昨年に比べると小型モデルが伸長し、50型以上が減少傾向となっている。構成比は順に35%、30.3%、24.9%、9.8%。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比76.4%の16万5,000台。内訳は、BDレコーダが同71.1%の12万台、BDプレーヤーが同95.4%の4万5,000台。DVDビデオは同80.5%の6万1,000台。ビデオカメラは同86.9%の8万7,000台。

 ラジオ受信機は前年同月比114.1%の11万7,000台で、6カ月ぶりのプラス。ICレコーダが6万7,000台(同61.1%)。ステレオセットは同86.2%の3万1,000台。スピーカーシステムは同69.4%の2万5,000台。ポータブルオーディオは同86.3%の7万9,000台となった。

 カーナビは前年同月比80.6%の41万7,000台で、9カ月連続のマイナス。

(一條徹)